日本製のメンズ財布おすすめ人気15選|予算別・年代別の選び方と公式サイトの価格帯

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日本製のメンズ財布おすすめ15選 予算別・年代別

「日本製の財布がいいとは聞くけれど、どこがどう違うのかがわからない」

そう感じたことはありませんか。

革財布の売り場では、同じ二つ折りでも1万円台から10万円超までが並んでいます。値札だけを見ても、その差がどこから来るのかは読み取れません。

日本の工房には、広告を出さず直販だけで売っている店もあります。名前を知らないまま候補から外している中に、長く使える1本が隠れています。

この記事は、次のような方に向けて書いています。

・日本製の財布を予算内で選びたい方
・ブランドごとに価格の幅がどれだけ違うのかを知りたい方
・長く使える作りかどうかを自分で見分けたい方
・工房から始まった店と鞄メーカーが始めた店の違いを整理したい方

海外のブランドとも見比べたい方は、先に価格の感覚をつかんでおくと選びやすくなります。読み終えるころには、どのブランドにいくら用意すればよいかまで決まっているはずです。

📋 この記事でわかること

①日本製の財布ブランド15社の価格帯と得意な形
②12社の公式サイトの価格帯と、入口の値段
③ブランドごとに価格の幅が1.8倍から8.7倍まで開くこと
④工房から始まった店と、鞄メーカーが始めた店の違い
⑤菊寄せ・コバ仕上げ・念引きで作りを見分ける方法

予算と使い方が決まれば、候補は2つか3つに絞れます。

Buona MAGAZINE 編集部

Buona MAGAZINE 編集部

服に悩むメンズの悩みを解決するファッションメディアです。BuonaVitaの中の人やファッション専門のライターが執筆と監修を担当しています。

※ 本記事の価格や送料は変動します。最新の内容は各ブランドの公式サイトでご確認ください。

景品表示法第5条第3号にもとづき、事実と異なる表示や誤認を招く表現をしないよう努めています。

\日本製のコードバン財布を探すなら/

GANZO(ガンゾ)公式サイト

GANZOは、日本の職人が手がける革小物のブランドです。前身のAJIOKAは1917年の創業で、2017年に100周年を迎えました。

看板はコードバンを使った長財布で、名刺入れや小銭入れもそろいます。革の表情は写真で伝わりにくいので、公式サイトで確かめるのが確実です。

目次

日本製のメンズ財布 おすすめ人気15選 早見表

革のメンズ長財布
この記事で扱うのは、革でつくられたメンズの財布です。

先に全体像から。15のブランドを、創業の順ではなく、名前を見かける機会の多い順に並べてみました。

Noブランド読み創業価格帯得意なアイテム
1GANZOガンゾ2001年33,000〜286,000円二つ折り
2土屋鞄製造所つちやかばんせいぞうしょ1965年25,300〜84,700円長財布
3WILDSWANSワイルドスワンズ1998年16,500〜123,200円二つ折り
4池田工芸いけだこうげい1942年代表モデル154,000円長財布
5Crevaleathcoクレバレスコ2017年42,900〜121,000円長財布
6COCOMEISTERココマイスター2011年15,000〜72,000円長財布
7FAROファーロ2005年取扱店で案内薄型の革小物
8大峽製鞄おおばせいほう1935年26,400〜115,500円長財布
9Flathorityフラソリティ1952年16,500〜66,000円ミニ財布
10PORTERポーター1935年20,900〜63,800円長財布
11yuhakuユハク2009年19,800〜114,400円長財布
12ARTS&CRAFTSアーツアンドクラフツ2006年19,800〜35,200円二つ折り
13万双まんそう1995年12,100〜85,800円三つ折り
14CYPRISキプリス1995年代表モデル33,000円長財布
15HERZヘルツ1973年5,720〜35,200円長財布

▶ 早見表の見方

価格帯は「その公式サイトで買える財布の、いちばん安い品といちばん高い品」です
定番だけの幅ではないので、実際に選ぶ中心の価格はもう少し狭くなります
得意なアイテムは、そのブランドでいちばん数の多い形です
池田工芸とCYPRISは代表モデルの価格を目安に、FAROは取扱店で価格を確かめてください
価格は税込で、代表モデルは2026年8月、価格帯は2026年9月時点の公式サイトの表示です

幅の広いブランドほど、入口と上限の差が大きいと考えてください。

もう少し細かく比べたい方のために、代表モデルの寸法も並べておきます。厚みとカード枚数は、買ってから困りやすい2項目です。

ブランド代表モデルの価格厚みカード価格帯
GANZO71,500円マチ3.2cm4枚33,000〜286,000円
土屋鞄製造所88,000円2.2cm11枚25,300〜84,700円
WILDSWANS57,200円4.2cm3段16,500〜123,200円
池田工芸154,000円——公式サイトで確認
Crevaleathco113,300円2.2cm6枚42,900〜121,000円
COCOMEISTER34,800円2.3cm8枚15,000〜72,000円
FARO店頭で確認店頭で確認店頭で確認店頭で確認
大峽製鞄39,600円2.5cm6枚26,400〜115,500円
Flathority35,200円3.5cm—16,500〜66,000円
PORTER30,800円——20,900〜63,800円
yuhaku49,500円2.0cm12枚19,800〜114,400円
ARTS&CRAFTS44,000円2.0cm4段19,800〜35,200円
万双17,600円3.5cm5枚12,100〜85,800円
CYPRIS33,000円2.5cm21枚公式サイトで確認
HERZ29,700円マチ3cm8枚5,720〜35,200円

厚みは2.0cmから4.2cmまで、倍以上の開きがあります。上着の内ポケットに入れるなら、2.5cmを目安にしてください。

カード枚数は3枚から21枚までです。いま使っている財布から全部出して数えると、選ぶ基準ができます。

そもそも「日本製の財布」とは? 海外ブランドとの違い

机の上に置かれた革の財布
革の財布は、仕立てた国と革の産地が必ずしも同じではありません。

日本製と聞くと、革から縫製まで全部が国内、という絵が浮かびます。しかし、実際にはそうとは限りません。

革の多くは輸入で、国内で行われるのは裁断から縫製、仕上げまでというブランドが多数派です。ここを取り違えると、値段の理由が見えなくなります。服や靴、デニムの日本製のブランドは、日本製の服が多いメンズブランドの記事でくらべています。

国産の革と、輸入の革はどう違う?

国内のタンナーが鞣した革もあれば、英国や欧州から買い付けた革もあります。

どちらが上という話ではなく、狙っている表情が違います。

輸入革は名前が通っているぶん、同じ名前の革を扱うブランドが並びます。そのため、革の名前だけでは差がつきにくくなります。

国産の革は、名前が知られていなくても、仕立てとの相性で選ばれていることがあります。革の名前より、実物の手ざわりで判断したほうが早い場面です。

「日本製」と書いてあれば安心?

表示の根拠は、最後に大きな加工をした国に置かれるのが一般的です。革の産地までは含みません。

気になるときは、革の名前と産地が併記されているかを見ます。併記しているブランドは、そこを売りにしていることが多いからです。

海外ブランドと並べたときの違い

海外の大きなブランドは、型と色の展開が広く、店舗で在庫を見て買えます。国内のブランドは、点数を絞って、同じ型を長く作り続ける傾向があります。海外のハイブランドの財布を価格でくらべたいときは、メンズ財布のハイブランド格付けの記事に24ブランドをまとめています。

12社の財布の点数を並べると、その絞り方の差が見えます。

公式サイトで扱う財布の点数(12社)
大峽製鞄
108点
WILDSWANS
82点
GANZO
52点
yuhaku
50点
COCOMEISTER
45点
HERZ
40点
土屋鞄製造所
39点
PORTER
34点
万双
34点
Crevaleathco
19点
Flathority
15点
ARTS&CRAFTS
8点
2026年9月時点の公式サイトの点数です。

点数が多いほど選べる幅が広く、少ないほど型を絞っているということです。どちらが良いかは、欲しい形が決まっているかどうかで変わります。

日本製の財布を選ぶ4つの利点

黒い革の二つ折り財布
買ったあとの時間に効いてくる点を並べます。

値段だけを見ると、国内のブランドは割安とは言いにくいところがあります。それでも選ばれる理由があります。

修理に出せると、何が変わる?

財布が先に傷むのは、革ではなく糸とファスナーです。ここを直せるかどうかで、使える年数がまるで変わります。

国内で縫っているブランドは、同じ工房で直せる体制を持っていることが多くなります。送り先が国内で完結するぶん、期間も見通しやすくなります。

修理を前提にすると、3万円を5年で買い替えるのか、6万円を12年使うのか、という比べ方になります。

同じ型を長く作る、ということ

国内のブランドは、点数を絞って同じ型を作り続ける傾向があります。今回ご紹介する12社のうち、8社は財布の点数が50点未満でした。

型が残っていれば、数年後に同じものを買い足せます。色違いでそろえる、家族に同じものを贈る、といった使い方ができます。

実物を見てから決めやすい

直営店や取扱店が国内にあるぶん、手に取れる機会があります。革の厚みと重さは、写真ではほとんど伝わりません。

とくに二つ折りは、閉じたときの厚みで印象が変わります。ポケットに入れて確かめられるなら、それがいちばん早い判断材料です。

値段の理由が説明されている

革の名前、鞣しの方法、仕立ての工程を書いているブランドが多くあります。読めば、同じ形でも値段が倍ちがう理由が見えてきます。

◎ 4つの利点のまとめ

・糸とファスナーを直せるので、使える年数が延びる
・型が長く残るので、買い足しや贈り物に使える
・実物を手に取れる機会があり、厚みと重さを確かめられる
・値段の理由が書かれているので、比べる基準を作れる

どれも、買った瞬間ではなく、そのあとに効いてくる利点になります。

日本製の財布のデメリットと、その避け方

重ねて置かれた3つの革財布
色の選択肢は、海外の大きなブランドほど多くはありません。

良いところだけを並べても、選ぶときの役には立ちません。先に不便なところを並べておきます。

すぐ手に入るとはかぎらない

受注生産や、職人の手が空いた順に作るブランドがあります。注文から1か月以上かかる商品も珍しくありません。

避け方は単純で、在庫のある商品から選ぶことです。公式サイトの在庫表示か、直営店の店頭在庫を見れば分かります。

色と型の選択肢が少ない

点数を絞るということは、選べる色が少ないということでもあります。今回ご紹介する12社のなかで最も少なかったのは、8点のブランドでした。

避け方は、色から入らずに形から入ることです。形が決まっていれば、選択肢が少ないほうがむしろ決めやすくなります。

値引きがほとんどない

定価で売り、値引きをしない方針のブランドが多数派です。セールを待つ買い方は合いません。

避け方は、予算の上限を先に決めてから探すことです。下がらない前提なら、上限を決めた時点で候補が絞れます。

名前だけでは差が分かりにくい

同じ革の名前を、複数のブランドが使っています。革の名前で比べると、どこも同じに見えてしまいます。

避け方は、革ではなく仕立てを見ることです。角の始末と、縁の塗りを見れば、手のかけ方の差が出ます。

▶ デメリットの避け方(4つ)

・急ぐときは在庫のある型に絞る
・色ではなく形から決める
・値引き前提をやめて、予算の上限を先に置く
・革の名前ではなく、角と縁の仕立てを見る

どれも、探しはじめる前に決めておくと効きます。

日本製の財布選びがうまくいかない3つの理由

色違いで並べた革の財布
色から入ると迷いが長引きます。

探しはじめて止まる場所は、だいたい決まっています。

日本製の財布選びがうまくいかない理由① 値段の幅が広すぎて基準が作れない

同じブランドのなかでも、いちばん安い財布といちばん高い財布で差があります。12社では、その差が2倍に満たない社から、9倍近い社までありました。

ブランド内の価格の幅(上限÷下限)
GANZO
8.7倍
WILDSWANS
7.5倍
万双
7.1倍
HERZ
6.2倍
yuhaku
5.8倍
COCOMEISTER
4.8倍
大峽製鞄
4.4倍
Flathority
4倍
土屋鞄製造所
3.3倍
PORTER
3.1倍
Crevaleathco
2.8倍
ARTS&CRAFTS
1.8倍
公式サイトの財布の最安と最高から出した倍率です(2026年9月時点)。

幅が広いブランドは、入口の型と看板の型で性格が違います。名前で決めると、思っていたのと別の棚を見ることになります。

対処は、ブランドより先に予算の上限を決めることです。上限が決まれば、同じブランドでも見る棚が決まります。

日本製の財布選びがうまくいかない理由② 革の名前が多く、違いが分からない

コードバン、ブライドル、ヌメ革、カーフと、名前だけが並びます。名前は素材の出どころであって、仕上がりの良し悪しではありません。

同じコードバンでも、染め方と磨き方で表情が変わります。名前をそろえて比べても、差はほとんど出ません。

対処は、先に手入れの頻度を決めることです。手をかけたくないなら、水に強い仕上げの革から選べば候補が半分になります。

日本製の財布選びがうまくいかない理由③ どこで買えば正規なのか分からない

公式サイト、直営店、百貨店、通販モールと、入口が複数あります。同じ型でも、扱いのある入口とない入口があります。

公式サイトの取扱店一覧を先に見ることです。そこに載っていない入口は、正規かどうかを自分で確かめる必要があります。

◎ 3つの理由と、その対処

値段の幅が広い → ブランドより先に予算の上限を決める
革の名前が多い → 手入れの頻度を先に決める
入口が複数ある → 公式サイトの取扱店一覧を先に見る

順番を変えるだけで、迷う時間がかなり減ります。

日本製のメンズ財布の選び方【5つのポイント】

開いた長財布の内側
中身の作りは、開いてみないと分かりません。


この5つを上から決めると、候補は自然に3つか4つまで減ります。

日本製のメンズ財布の選び方① 予算はいくらに置く?

最初に上限を決めます。ブランドから入ると、同じ名前のなかで10万円の差に迷うことになります。

上限を決めた時点で、見るべきブランドは半分以下になります。

日本製のメンズ財布の選び方② 長財布と二つ折り、どちらにする?

札を折りたくないなら長財布、ポケットに入れるなら二つ折りです。ここは好みではなく、持ち歩き方で決まります。

鞄を持つ日が多いなら長財布が楽です。手ぶらで出る日が多いなら、二つ折りかミニ財布になります。ミニ財布は、メンズのミニ財布おすすめブランドの記事で、34ブランドのサイズとカード枚数をくらべています。トートバッグを選ぶときは、メンズのトートバッグおすすめブランドの記事で、ETiAMやGANZOなど日本の鞄ブランドをくらべています。

日本製のメンズ財布の選び方③ カードは何枚入れる?

枚数を数えてから選ぶ人は多くありません。ここを飛ばすと、買ってから入りきらないことになります。

長財布は10枚前後、二つ折りは5枚前後が目安です。それ以上あるなら、カードケースを分けたほうが財布が長持ちします。

日本製のメンズ財布の選び方④ 革は育てたい? それとも手間をかけたくない?

ヌメ革やブライドルは、色が濃くなっていく革です。その代わり、水と擦れに気をつかいます。

手をかけたくないなら、表面に仕上げのある革を選びます。この一問で、候補の半分が消えます。

日本製のメンズ財布の選び方⑤ 届くまで待てる?

受注生産のブランドは、1か月前後かかることがあります。使いはじめる日が決まっているなら、在庫のある商品に絞りましょう。

決めること選択肢決まると何が起きる
予算の上限2万円台/3〜5万円/5万円以上見るブランドが半分以下になる
形長財布/二つ折り/ミニ売り場の棚が1つに決まる
カード枚数5枚まで/10枚前後/それ以上入る型と入らない型が分かれる
手入れ育てたい/手間をかけたくない革の種類が半分に絞れる
納期在庫から/待てる受注生産を候補に残すか決まる

日本製の財布の価格帯マップ|予算はいくら見ておくか

茶色の革の二つ折り財布
同じ形でも、革と仕立てで値段が変わります。

今回ご紹介する12社の価格の幅を、見ておきましょう

公式サイトの財布の価格の幅(12社)
HERZ5,720〜35,200円
万双12,100〜85,800円
COCOMEISTER15,000〜72,000円
WILDSWANS16,500〜123,200円
Flathority16,500〜66,000円
yuhaku19,800〜114,400円
ARTS&CRAFTS19,800〜35,200円
PORTER20,900〜63,800円
土屋鞄製造所25,300〜84,700円
大峽製鞄26,400〜115,500円
GANZO33,000〜286,000円
Crevaleathco42,900〜121,000円
2026年9月時点の公式サイトの価格です。

下限が1万円台のブランドと、4万円を超えるブランドがあります。ここが予算の分かれ目です。

上限まで見ると、いちばん高い財布は286,000円でした。ただしこれは看板の型で、定番の中心はもっと手前にあります。

下限の価格で12社を4つの帯に分けると、次のようになります。

入口価格でみた帯ごとの社数(12社)
1万円未満 1社
1万円台 6社
2万円台 3社
3万円以上 2社
入口価格は、その公式サイトで買えるいちばん安い財布の値段です。

1万円台に6社が集まっています。最初の1本を選ぶなら、この帯から入るのが分かりやすいところです。

▶ 予算の置き方の目安

2万円台まで … 入口の型が中心。革は仕上げのあるものが多い
3〜5万円 … 定番の型がそろう帯。長く使う前提ならここから
5〜10万円 … コードバンや総手縫いなど、手のかかる作りが入る
10万円以上 … 看板の型。素材と工程で値段が決まる

どの帯でも、修理に出せるかどうかは先に確かめておくと安心です。

価格の幅で見る、ブランドの性格

革の二つ折り財布
入口の値段には、そのブランドの考え方が出ます。

価格の幅で見ると、ブランドははっきり2つに分かれます。幅を狭く保つブランドと、入口から看板まで大きく開けるブランドです。

値幅が狭いブランドは、商品で選ばせる

値幅がいちばん狭いのは、ARTS&CRAFTSの1.8倍、Crevaleathcoの2.8倍、PORTERの3.1倍でした。価格で迷わせず、形と色で選ばせる作りです。

欲しい形が決まっているなら、このブランドは決めやすくなります。どれを選んでも予算から大きく外れません。

値幅が広いブランドは、棚が二段になっている

値幅が7倍を超えたのは、GANZO、WILDSWANS、万双の3社でした。入口の型と、看板の型で、別の売り場だと考えたほうが分かりやすくなります。

名前で選ぶと、想定と違う棚にたどり着きます。予算を先に決めてから名前を見る、という順番がここで効きます。

下限の値段で並べ直すと

公式サイトで買えるいちばん安い財布(12社)
HERZ
5,720円
万双
12,100円
COCOMEISTER
15,000円
WILDSWANS
16,500円
Flathority
16,500円
yuhaku
19,800円
ARTS&CRAFTS
19,800円
PORTER
20,900円
土屋鞄製造所
25,300円
大峽製鞄
26,400円
GANZO
33,000円
Crevaleathco
42,900円
2026年9月時点。棒が長いほど入口が高いという意味です。

【予算別】日本製の財布のそろえ方

紺色の二つ折り財布
同じ予算でも、ブランドによって選べる形が変わります。

下限の価格で、12社を4つに分けました。無理のない選び方になります。

【予算1万円台まで】最初の1本を探すなら

下限がこの帯にあるのは、HERZ、万双、COCOMEISTER、WILDSWANS、Flathority、yuhaku、ARTS&CRAFTSの7社でした。

このブランドの商品は、革の仕上げがしっかりしていて手入れが楽なものが多くなります。はじめての1本や、普段使いの2本目に向きます。

ただし、同じブランドでも上限は10万円級の商品があります。

革の種類ごとに型がそろっていて、入口の価格帯から選べます。色数も多いので、形が決まっていれば選びやすいはずです。

【予算2万円台】定番の型に手が届く価格帯

下限がこの帯にあるのは、PORTER、土屋鞄製造所、大峽製鞄の3社でした。いずれも鞄づくりから始まったところです。

この帯は、定番として長く作られている型が中心になります。数年後に同じものを買い足せる可能性が高い帯です。

長財布の点数が多く、革の種類もそろっています。直営店が各地にあるので、実物を見てから決められます。

【予算3万円台】コードバンが視界に入る価格帯

入口がこの帯にあるのは、GANZOの1社でした。

このあたりから、コードバンを使った型が選べるようになります。手入れの手間は増えますが、表情の変化は分かりやすくなります。

【予算4万円以上】仕立てで選ぶ価格帯

入口がこの帯にあるのは、Crevaleathcoの1社でした。

この価格帯は、革よりも縫いと仕上げで値段が決まります。角の始末と縁の塗りを見比べると、差が分かります。

\日本製のコードバン財布を探すなら/

GANZO(ガンゾ)公式サイト

GANZOは、日本の職人が手がける革小物のブランドです。前身のAJIOKAは1917年の創業で、2017年に100周年を迎えました。

看板はコードバンを使った長財布で、名刺入れや小銭入れもそろいます。革の表情は写真で伝わりにくいので、公式サイトで確かめるのが確実です。

日本製のメンズ財布の人気ブランド【1〜5位】

黒い革の長財布
1〜5位には、コードバンを扱うブランドが多く並びます。

ここからは1社ずつ見ていきます。

1〜5位|代表モデルの価格
GANZO
71,500円
土屋鞄
88,000円
WILDSWANS
57,200円
池田工芸
154,000円
Crevaleathco
113,300円
いずれも税込。2026年8月時点の公式ストアの表示です。

1. GANZO(ガンゾ)|コードバンの長財布をつくり続ける東京のブランド

GANZOのCORDOVAN 小銭入れ付き二つ折り財布
GANZOのCORDOVAN 小銭入れ付き二つ折り財布

GANZOは東京に自社の工房を持ち、革の裁断から縫製までを国内で行っています。同じ商品を長く作り続けるところが、このブランドの芯です。

前身のAJIOKAは1917年の創業で、2017年に100周年を迎えました。革小物に絞ってきた年数が、そのまま商品の完成度に出ています。

GANZOのCORDOVAN 小銭入れ付き二つ折り財布の内側
GANZOのCORDOVAN 小銭入れ付き二つ折り財布の内側
項目内容
創業2001年(前身のAJIOKAは1917年創業)
代表モデルCORDOVAN 小銭入れ付き二つ折り財布
価格71,500円(税込)
サイズ縦9.2 × 横11.3 × マチ3.2cm
素材馬革(コードバン)× 牛革ヌメ
収納札入れ2/小銭入れ2/カードポケット4/内ポケット3
公式サイトの価格帯財布52点 33,000〜286,000円(2026年9月時点)

◎ GANZOの財布が向く方

①コードバンの艶を育てたい方
②小銭も札もまとめて持ちたい方
③修理まで含めて任せたい方

革そのものを目当てに選ぶ方に向いています。

▶ GANZOの財布で気をつけたいこと

①人気の型は品切れが続くことがある
②水に濡らすと跡が残りやすい
③公式以外の入口では高い値段が付いていることがある

在庫の表示を見てから決めると間違いがありません。

公式サイトの財布は52点で、33,000円から286,000円まで価格が開いていました。下限の商品と看板の商品で、別の売り場だと考えたほうが分かりやすくなります。

二つ折りから入って、あとで長財布を足す買い方ができます。商品が長く残るので、数年後に同じブランドを見られるのが強みです。

2. 土屋鞄製造所(つちやかばんせいぞうしょ)|ランドセルから始まった、革を知り尽くす工房

土屋鞄製造所のコードバン 長財布(縦型)002
土屋鞄製造所のコードバン 長財布(縦型)002

土屋鞄製造所は、1965年にランドセルづくりから始まった工房です。子どもが6年間使う鞄を作ってきた年数が、財布の仕立てにも出ています。

代表的なのはコードバンの長財布で、内装には牛革を使っています。カードホルダーが11か所あり、それでいて厚みは2.2cmに収まります。

土屋鞄製造所のコードバン 長財布(縦型)002の内側
土屋鞄製造所のコードバン 長財布(縦型)002の内側
項目内容
創業1965年
代表モデルコードバン 長財布(縦型)002
価格88,000円(税込)
サイズ縦18.9 × 横9.3 × 厚み2.2cm
素材外装=馬革(レーデルオガワの水染めコードバン)/内装=牛革
収納カードホルダー11/フリーポケット4/マチ付きスペース1/ファスナー小銭入れ1
公式サイトの価格帯財布39点 25,300〜84,700円(2026年9月時点)

◎ 土屋鞄製造所の財布が向く方

①落ち着いた見た目を選びたい方
②カードを10枚以上持ち歩く方
③店舗で実物を見てから決めたい方

実物を見て納得してから買いたい方に向いています。

▶ 土屋鞄製造所の財布で気をつけたいこと

①この色は数量限定の展開
②コードバンは水に弱い
③財布の点数は39点で、選択肢は多くない

限定色は、気に入った時点で決めるのが確実です。

直営店が各地にあるので、厚みと重さを手に取って確かめられます。コードバンは写真と実物で印象が変わる革なので、ここは大きな利点です。

価格帯は25,300円から84,700円まででした。下限の商品でも革の扱いは同じなので、予算に合わせて選べます。

3. WILDSWANS(ワイルドスワンズ)|三兄弟が始めた、財布から生まれたブランド

WILDSWANSのGROUNDER(二つ折り財布)
淡い色の革の二つ折り。使ううちに表情が変わります。

WILDSWANSは、1998年に三兄弟が財布づくりから始めたブランドです。鞄ではなく革小物から出発した点が、ほかの社と違います。

グラウンダーは、小銭入れの付いた二つ折りです。厚みは4.2cmあり、長財布より分厚くなります。

WILDSWANSのGROUNDERの内側
カード段と、かぶせ式の小銭入れが並びます。
項目内容
創業1998年
代表モデルSADDLE PULL UP / GROUNDER
価格57,200円(税込)
サイズ縦9.5 × 横11.8 × 厚み4.2cm
素材外装・内装ともにベルギー牛革(サドルプルアップ)
収納コインポケット1/カード段3/ポケット1/あおりポケット1/札室1(中仕切りあり)
公式サイトの価格帯財布82点 16,500〜123,200円(2026年9月時点)

◎ WILDSWANSの財布が向く方

①厚みより丈夫さを取りたい方
②小銭も札もまとめて持ちたい方
③革の表情の変化を楽しみたい方

財布の厚みを気にしない方に向いています。

▶ WILDSWANSの財布で気をつけたいこと

①型によっては予約での取り扱いになる
②厚みが4.2cmあり、後ろポケットには向かない
③革の種類は入れ替わることがある

在庫が動きやすいので、受付の状況を先に見てください。

公式サイトの財布は82点で、16,500円から123,200円まであります。7.5倍の開きがあり、下限の商品と看板の商品で性格が違います。

厚みのある二つ折り財布は、鞄に入れるか手に持つ使い方になります。後ろポケットに入れる習慣があるなら、長財布か薄型を選んだほうが快適です。

4. 池田工芸(いけだこうげい)|クロコダイル一筋、大阪の老舗メーカー

池田工芸の「池田のクロ」クロコダイル ロングウォレット
池田工芸の「池田のクロ」クロコダイル ロングウォレット

池田工芸は1942年創業のクロコダイル専門メーカーです。公式サイトでは、国内最大級の専門ブランドと名乗っています。

代表作は「池田のクロ」と呼ばれる黒艶の長財布です。

革の種類から先に決めたい方には、分かりやすい選択肢になります。

項目内容
創業1942年
代表モデル「池田のクロ」クロコダイル ロングウォレット
価格154,000円(税込)
素材クロコダイル(ポロサス)
価格の目安代表モデルは154,000円

◎ 池田工芸の財布が向く方

①クロコダイルを一度は持ちたい方
②長く同じ型を使いたい方
③贈り物として選びたい方

革の種類から先に決めたい方に向いています。

▶ 池田工芸の財布で気をつけたいこと

①財布は10万円台が中心
②オーダーでの受付が多く、届くまで時間がかかる
③贈り物にするなら、納期を先に確かめておく

出荷の時期が決まっているので、使い始めたい日から逆算してください。

代表作の「池田のクロ」は154,000円です。財布を選ぶときは、この価格を基準に見ておくと分かりやすくなります。

クロコダイルは、牛革や馬革の財布とは値段の考え方が違います。ほかのブランドと並べず、単独で見たほうが分かりやすくなります。

5. Crevaleathco(クレバレスコ)|総手縫いにこだわる、受注生産の工房

Crevaleathcoのリザード 薄型長財布
Crevaleathcoのリザード 薄型長財布

Crevaleathcoは2017年に立ち上がった工房です。針穴まで手で開ける総手縫いを通しています。

代表的なのはリザードの薄型長財布です。厚さ2.2cmに、札入れ2つとカードポケット6か所を収めています。

Crevaleathcoのリザード 薄型長財布の内側
Crevaleathcoのリザード 薄型長財布の内側
項目内容
創業2017年
代表モデルリザード 薄型長財布
価格113,300円(税込)
サイズ幅19.3 × 高さ9.5 × 厚さ2.2cm
素材リザード(東南アジア産クロム鞣しトカゲ革)/国産クロム鞣し牛革
収納札入れ2/カードポケット6/パスケース1/マルチポケット1
公式サイトの価格帯財布19点 42,900〜121,000円(2026年9月時点)

◎ Crevaleathcoの財布が向く方

①手縫いの仕立てにこだわる方
②エキゾチックレザーを選びたい方
③待つ時間を含めて楽しめる方

作り手の顔が見える買い方をしたい方に向いています。

▶ Crevaleathcoの財布で気をつけたいこと

①受注生産のため、すぐには届かない
②取り扱いは共同のストアが中心
③在庫の入れ替わりが早い

気になる型は、早めに確かめておくのが確実です。

下限が42,900円で、12社でいちばん高い入口でした。そのぶん値幅は2.8倍に収まっていて、どれを選んでも予算から大きく外れません。

総手縫いは、ミシンより工程に時間がかかります。納期を織り込んで注文できるなら、仕立ての差ははっきり分かります。

日本製のメンズ財布の人気ブランド【6〜10位】

黒い革の財布
6〜10位には、鞄づくりから始まったブランドが並びます。

ここからの5社は、鞄づくりから始まったところが多くなります。価格の下限も、前の5社より手前にあります。

6〜10位|代表モデルの価格
COCOMEISTER
34,800円
FARO
店頭で案内
大峽製鞄
39,600円
Flathority
35,200円
PORTER
30,800円
いずれも税込。FAROは取扱店での販売が中心のため、店頭で確かめてください。

6. COCOMEISTER(ココマイスター)|ラウンドジップの長財布を、国内で最初に世に出した

COCOMEISTERのブライドル グランドウォレット
COCOMEISTERのブライドル グランドウォレット

COCOMEISTERは2011年7月に生まれたブランドです。公式によれば、国内でラウンドジップの長財布を最初に世に出した社にあたります。

ブライドル グランドウォレットは、その元祖にあたる型です。外装にブライドル、内装に欧州産のヌメ革を使っています。

COCOMEISTERのブライドル グランドウォレットの内側
COCOMEISTERのブライドル グランドウォレットの内側
項目内容
創業2011年7月
代表モデルブライドル グランドウォレット
価格34,800円(税込)
サイズ縦19.5 × 横10 × 厚み2.3cm
素材外装=ブライドルレザー/内装=欧州産ヌメ革
収納カードポケット8/フリーポケット2/ファスナー付き小銭入れ1/札入れ2
公式サイトの価格帯財布45点 15,000〜72,000円(2026年9月時点)

◎ COCOMEISTERの財布が向く方

①ラウンドジップの形を探している方
②ブライドルの白い粉を楽しみたい方
③3万円台で長財布を探す方

選択肢の多さから選びたい方に向いています。

▶ COCOMEISTERの財布で気をつけたいこと

①商品名に形の種類が入っておらず、探しにくい
②革の種類が多く、迷いやすい
③ブライドルは最初の数週間、白い粉が出る

先に形を決めてから革を選ぶと、迷う時間が短くなります。

公式サイトの財布は45点で、15,000円から72,000円まででした。下限が1万円台にあるので、最初の1本にも2本目にも使えます。

ブライドルの白い粉は蝋で、拭けば落ちます。不良ではないので、届いてすぐ驚かないようにしてください。

7. FARO(ファーロ)|薄さを追い込んだ、東京発の革小物

FAROの財布
FAROの財布

FAROは2005年に生まれた、東京発の革小物ブランドです。薄い仕立てを軸にしたつくりで知られます。

販売は取扱店が中心のブランドです。価格と商品を、店頭で確かめるのが確実です。

FAROの財布の内側
FAROの財布の内側
項目内容
創業2005年
代表モデル取扱店で案内
価格取扱店で案内

◎ FAROの財布が向く方

①薄い革の仕立てを探している方
②取扱店で実物を見られる方
③店頭で確かめてから決めたい方

店頭で確かめてから決められる方に向いています。

▶ FAROの財布で気をつけたいこと

①公式のオンラインストアがない
②ネットで値段を見比べにくい
③取扱店によって値段が異なる場合がある

価格は店頭で確かめてから決めてください。

薄い財布は、実物の厚みを手で確かめてこそ選べます。店頭で見て決められるのは、このブランドの利点でもあります。

近くに取扱店があるなら、実物を見るのがいちばん早い判断になります。薄さと手ざわりは、手に取れば数秒で分かります。

8. 大峽製鞄(おおばせいほう)|皇室と学習院に納めてきたランドセルの作り手

大峽製鞄の【R-001-MBL】束入れ〈長財布〉
大峽製鞄の【R-001-MBL】束入れ〈長財布〉

大峽製鞄は1935年創業で、皇室と学習院に納めるランドセルの作り手として知られます。2019年12月からはエースの傘下に入りました。

束入れは、イタリアのサンタクローチェ社のカーフを使った長財布です。小銭入れは総手縫いで仕上げられています。

大峽製鞄の【R-001-MBL】束入れ〈長財布〉の内側
大峽製鞄の【R-001-MBL】束入れ〈長財布〉の内側
項目内容
創業1935年(2019年12月からエースの傘下)
代表モデル【R-001-MBL】束入れ〈長財布〉
価格39,600円(税込)
サイズ幅19 × 高さ8 × 厚み2.5cm
素材サンタクローチェ®カーフ(牛革)
収納カード6枚/札入れ1気室/小銭入れ(総手縫い仕上げ)
公式サイトの価格帯財布108点 26,400〜115,500円(2026年9月時点)

◎ 大峽製鞄の財布が向く方

①長く使う前提で選びたい方
②手縫いの仕立てを確かめたい方
③色の選択肢が多いほうがよい方

道具として使い込みたい方に向いています。

▶ 大峽製鞄の財布で気をつけたいこと

①色違いが別商品として並び、数が多く見える
②カードは6枚までで、多い方には向かない
③財布以外の革小物も一覧に混じる

先に色を決めてから見ると、迷わずに済みます。

公式サイトの財布は108点で、12社でいちばん多い数です。ただし色違いが別商品として並ぶため、商品のラインナップはもっと少なくなります。

ランドセルは6年間の使用に耐えることを前提に作られます。その考え方が財布にも引き継がれている、と見るのが分かりやすいところです。

9. Flathority(フラソリティ)|鞄メーカーが自社で立ち上げた革小物ブランド

FlathorityのwaterOil Cordovan Minimum Wallet
FlathorityのwaterOil Cordovan Minimum Wallet

Flathorityは、1952年創業の鞄メーカーである株式会社猪瀬が立ち上げたブランドです。商品名はすべて英語で付けられています。

ミニマムウォレットは幅9.7cmの小型です。ただし厚みは3.5cmあり、カードも札も小銭もこの中に収まります。

FlathorityのwaterOil Cordovan Minimum Walletの内側
FlathorityのwaterOil Cordovan Minimum Walletの内側
項目内容
創業母体の株式会社猪瀬は1952年創業
代表モデルwaterOil Cordovan Minimum Wallet
価格35,200円(税込)
サイズ幅9.7 × 高さ7.0 × 厚み3.5cm
素材コードバン/内装=ヌメ革
収納カード・札・小銭をすべて収納
公式サイトの価格帯財布15点 16,500〜66,000円(2026年9月時点)

◎ Flathorityの財布が向く方

①荷物を小さくまとめたい方
②コードバンを手頃に試したい方
③ミニ財布でも革にこだわりたい方

持ち物を減らしたい方に向いています。

▶ Flathorityの財布で気をつけたいこと

①型によっては入荷待ちになる
②小さいわりに厚みが3.5cmある
③商品名が英語で、種類が分かりにくい

入荷の間隔が空くことがあるので、再入荷の連絡を受け取れる設定にしておくと確実です。

公式サイトの財布は15点で、16,500円から66,000円まででした。長財布・二つ折り・ミニ財布の3つの形がそろいます。

ミニ財布は薄さと収納が両立しません。小さくしたいのか薄くしたいのかを先に決めると、選び間違えません。

10. PORTER(ポーター)|吉田カバンの看板、日本のものづくりの代名詞

PORTERのストアオリジナル COUNTER SHADE LONG WALLET
PORTERのストアオリジナル COUNTER SHADE LONG WALLET

PORTERは1935年創業の吉田カバンが手がけるブランドです。革だけでなく、ナイロンの財布も定番として並びます。

カウンターシェードは公式のストアだけで扱う型です。ナイロンツイル系の素材で、雨の日でも気を遣わずに使えます。

PORTERのストアオリジナル COUNTER SHADE LONG WALLETの内側
PORTERのストアオリジナル COUNTER SHADE LONG WALLETの内側
項目内容
創業1935年(株式会社吉田)
代表モデルストアオリジナル COUNTER SHADE LONG WALLET
価格30,800円(税込)
サイズ横20 × 縦10.5cm
素材ナイロンツイル系
公式サイトの価格帯財布34点 20,900〜63,800円(2026年9月時点)

◎ PORTERの財布が向く方

①革以外の素材も候補に入れたい方
②雨の日でも気を遣わずに使いたい方
③2万円台から探したい方

扱いやすさを優先したい方に向いています。

▶ PORTERの財布で気をつけたいこと

①ナイロンは、革のような色の変化はしない
②型の入れ替わりが早い
③一覧の先頭に鞄が混じって表示される

型が入れ替わりやすいので、気になったときが買いどきです。

公式サイトの財布は34点で、20,900円から63,800円まででした。値幅は3.1倍で、12社のなかでは狭いほうです。

革にこだわらないなら、手入れの手間はほぼゼロになります。毎日ポケットに入れて使う財布としては、現実的な選択肢です。

日本製のメンズ財布の人気ブランド【11〜15位】

開いた長財布の内側
中の作りは、価格だけでは分かりません。

最後の5社は、価格の下限が手前にあるところが並びます。2万円を切る型を持つブランドもここに入ります。

11〜15位|代表モデルの価格
yuhaku
49,500円
ARTS&CRAFTS
44,000円
万双
17,600円
CYPRIS
33,000円
HERZ
29,700円
いずれも税込。2026年8月時点の公式ストアの表示です。

11. yuhaku(ユハク)|手染めのグラデーションが看板

yuhakuのYPM114R 薄型ラウンドファスナーウォレット
yuhakuのYPM114R 薄型ラウンドファスナーウォレット

yuhakuは2009年に始まったブランドで、手染めのグラデーションを看板にしています。2006年に開いたアトリエが出発点です。

薄型ラウンドファスナーウォレットは厚みが2.0cmです。カード用ポケットが12か所ありながら、この薄さに収めています。

yuhakuのYPM114R 薄型ラウンドファスナーウォレットの内側
yuhakuのYPM114R 薄型ラウンドファスナーウォレットの内側
項目内容
創業2009年(2006年にアトリエ開設)
代表モデルYPM114R 薄型ラウンドファスナーウォレット
価格49,500円(税込)
サイズ横19.5 × 縦9.5 × 厚さ2.0cm
素材牛革(国産)
収納紙幣用コンパートメント2/カード用ポケット12/コインポケット1/フリーポケット2
公式サイトの価格帯財布50点 19,800〜114,400円(2026年9月時点)

◎ yuhakuの財布が向く方

①色の出方で選びたい方
②薄い長財布を探している方
③人と違う一本を持ちたい方

見た目の印象から選びたい方に向いています。

▶ yuhakuの財布で気をつけたいこと

①染めの出方は一本ずつ異なる
②受注や店舗限定の型が混じっている
③薄い型はカードを入れすぎると膨らむ

同じ色でも表情が変わるので、写真は目安として見てください。

公式サイトの財布は50点で、19,800円から114,400円までです。下限が1万円台なので、色で選ぶ最初の1本にも向きます。

厚さ2.0cmでカード12枚は、かなり詰めた設計です。枚数が多い方には、この薄さはそのまま利点になります。

12. ARTS&CRAFTS(アーツアンドクラフツ)|長野のタンナーが鞣したコードバンを使う

ARTS&CRAFTSのCORDOVAN ACC ROUND ZIP BILLFOLD WALLET
ARTS&CRAFTSのCORDOVAN ACC ROUND ZIP BILLFOLD WALLET

ARTS&CRAFTSは2006年に生まれたブランドで、2026年で20年目を迎えます。コードバンを扱いやすい形に落とし込むのが得意なところです。

使っているコードバンは、長野のタンナーが南アルプスの伏流水と植物タンニンで鞣したものです。表面に薄い皮膜を作るため、比較的水に強く仕上がっています。

ARTS&CRAFTSのCORDOVAN ACC ROUND ZIP BILLFOLD WALLETの内側
ARTS&CRAFTSのCORDOVAN ACC ROUND ZIP BILLFOLD WALLETの内側
項目内容
創業2006年
代表モデルCORDOVAN ACC ROUND ZIP BILLFOLD WALLET
価格44,000円(税込)
サイズ幅11.5 × 高さ10 × 厚み2.0cm
素材本体=馬革(ALPS CORDOVAN)/内装=牛革
収納カード段4/かぶせ式の小銭入れ1/札入れ(仕切りあり)
公式サイトの価格帯財布8点 19,800〜35,200円(2026年9月時点)

◎ ARTS&CRAFTSの財布が向く方

①コードバンを扱いやすい形で持ちたい方
②二つ折りで薄さを求める方
③重さを気にする方

コードバンの手入れに不安がある方に向いています。

▶ ARTS&CRAFTSの財布で気をつけたいこと

①財布の取り扱いは8点と多くない
②ウォレットコードなど、財布でない品も一覧に並ぶ
③二つ折りなので、札は折って入れることになる

点数が少ないぶん、気に入った型は早めに決めたほうが確実です。

公式サイトの財布は8点で、19,800円から35,200円まででした。値幅は1.8倍で、12社でいちばん狭いブランドです。

値幅が狭いということは、どれを選んでも予算から外れにくいということです。コードバンを試す1本目として、見当をつけやすいブランドになっています。

13. 万双(まんそう)|広告を打たず、直販で売る東京・上野の工房

万双の厚コバ コンパクト財布
万双の厚コバ コンパクト財布

万双は1995年に東京・上野で生まれた工房です。広告を出さず、直販でほぼすべてを売っています。

厚コバは、革の断面を厚く仕上げた三つ折りです。幅14cmに対して厚みは3.5cmあります。

万双の厚コバ コンパクト財布の内側
万双の厚コバ コンパクト財布の内側
項目内容
創業1995年
代表モデル厚コバ コンパクト財布
価格17,600円(税込)
サイズ幅14.0 × 高さ10.0 × 厚み3.5cm
素材牛革
収納カード入れ5/札入れ1/小銭入れ1
公式サイトの価格帯財布34点 12,100〜85,800円(2026年9月時点)

◎ 万双の財布が向く方

①2万円未満で日本製を探している方
②コバの仕上げを見比べたい方
③小さくまとめたい方

価格を抑えつつ仕立てを見たい方に向いています。

▶ 万双の財布で気をつけたいこと

①税抜と税込が並んで表示される
②厚みが3.5cmあり、薄くはない
③直販が中心で、店頭で見られる機会は少ない

価格は税込の表示で確かめると間違いがありません。

公式サイトの財布は34点で、12,100円から85,800円まででした。下限が1万円台で、上限は8万円台まで開きます。

コバは革の断面を磨いて固めた部分です。ここの仕上げは手をかけた分がそのまま見えるので、比べるときの目印になります。

14. CYPRIS(キプリス)|蜂の巣状のカード段、ハニーセルの生みの親

CYPRISのラウンドファスナーハニーセル長財布|シラサギレザー
CYPRISのラウンドファスナーハニーセル長財布|シラサギレザー

CYPRISは、1995年に生まれた株式会社モルフォのブランドです。蜂の巣のように段を重ねたハニーセルが独自の機構です。

代表モデルはカード入れが21か所あります。段を斜めに重ねることで、厚み2.5cmに収めています。

CYPRISのラウンドファスナーハニーセル長財布|シラサギレザーの内側
CYPRISのラウンドファスナーハニーセル長財布|シラサギレザーの内側
項目内容
創業1995年(株式会社モルフォ)
代表モデルラウンドファスナーハニーセル長財布|シラサギレザー
価格33,000円(税込)
サイズ幅20.5 × 高さ9.5 × 厚み2.5cm
素材シラサギレザー(牛革)
収納札入れ1/小銭入れ1/カード入れ21
価格の目安代表モデルは33,000円

◎ CYPRISの財布が向く方

①カードを15枚以上持ち歩く方
②取り出しやすさを優先したい方
③3万円台で長財布を探す方

カードの多さで困っている方に向いています。

▶ CYPRISの財布で気をつけたいこと

①取り扱いの点数が多く、選ぶのに時間がかかる
②段が多いぶん、空のままだと形が崩れやすい
③カードを少ししか入れないと、良さが活きない

カードの枚数から絞り込むと、迷う時間が短くなります。

カード21枚は、15本のなかでいちばん多い数です。枚数で困っているなら、これだけで候補が決まります。

段が多い財布は、入れる枚数が少ないと形が落ち着きません。実際に入れる枚数を数えてから選ぶと、失敗しにくくなります。

15. HERZ(ヘルツ)|受注生産で一つずつ仕立てる、東京の革工房

HERZのラウンドファスナー長財布(GS-27)
HERZのラウンドファスナー長財布(GS-27)

HERZは1973年に始まった東京の革工房です。1987年12月に法人化し、いまも受注生産を続けています。

ラウンドファスナー長財布は三部屋に分かれた構造です。カードは両側面に計8枚収まり、札とレシートを分けて入れられます。

HERZのラウンドファスナー長財布(GS-27)の内側
HERZのラウンドファスナー長財布(GS-27)の内側
項目内容
創業1973年(1987年12月に法人化)
代表モデルラウンドファスナー長財布(GS-27)
価格29,700円(税込)
サイズ横幅20 × 高さ9 × マチ3cm
素材ミネルバリスシオ(イタリアンレザー)
収納三部屋構造/カードは両側面に計8枚
公式サイトの価格帯財布40点 5,720〜35,200円(2026年9月時点)

◎ HERZの財布が向く方

①札とレシートを分けたい方
②3万円未満で日本製を探している方
③届くまで待てる方

中身を整理して持ちたい方に向いています。

▶ HERZの財布で気をつけたいこと

①受注生産で、6週間ほどかかる
②価格と税の表記が別の場所に出る
③上限が35,200円で、高価格帯の選択肢はない

届くまでに時間がかかるので、入れ替える日を決めておくと安心です。

公式サイトの財布は40点で、5,720円から35,200円まででした。下限の5,720円は、12社でいちばん手前にあります。

三部屋構造は、札とレシートを分けたい方には効きます。レシートが札に混ざるのが嫌だという悩みは、これで消えます。

【日本製のメンズ財布ランキング】目的別のベスト3

2色の革財布
目的が決まっていれば、15本から3本まで絞れます。

ブランドを15本を並べても、選ぶ基準がなければ迷うだけです。寸法と価格をもとに、目的ごとに3本ずつ挙げておきます。

カードが多い人の日本製のメンズ財布ベスト3

順ブランド代表モデルのカード枚数価格
1CYPRIS21枚33,000円
2yuhaku12枚49,500円
3土屋鞄製造所11枚88,000円

カードが15枚を超えるなら、選択肢は事実上1つに絞られます。ハニーセルは段を斜めに重ねる作りで、枚数のわりに厚みが出ません。

12枚前後なら、薄型のラウンドファスナーが候補に入ります。枚数と薄さの両方を求めるなら、この価格帯になります。

薄さで選ぶ日本製のメンズ財布ベスト3

順ブランド代表モデルの厚み価格
1yuhaku / ARTS&CRAFTS2.0cm49,500円 / 44,000円
2土屋鞄製造所 / Crevaleathco2.2cm88,000円 / 113,300円
3COCOMEISTER2.3cm34,800円

厚みが2cm台前半なら、上着の内ポケットに入れても形が崩れません。15本では、2.0cmが最も薄い値でした。

薄い財布は、入れる枚数を決めてから選ぶものです。入れすぎると、せっかくの薄さが消えます。

3万円未満で探す日本製のメンズ財布ベスト3

順ブランド代表モデルの価格形
1万双17,600円三つ折り
2HERZ29,700円長財布
3PORTER30,800円長財布

3万円を切る価格帯でも、国内で仕立てた商品は残っています。ただし点数は限られるので、形を先に決めたほうが早く決まります。

入口の価格で見るなら、HERZの5,720円が12社でいちばん手前でした。小銭入れやカードケースから試す買い方もできます。

長く使う前提で選ぶ日本製のメンズ財布ベスト3

順ブランド理由価格
1GANZO自社工房で裁断から縫製まで行い、修理まで任せられる71,500円
2土屋鞄製造所ランドセルづくりから続く工房で、直営店で相談できる88,000円
3HERZ受注生産で一つずつ仕立て、直しの相談がしやすい29,700円

長く使えるかどうかは、革ではなく修理の体制で決まります。国内に工房があるところは、送り先が近いぶん見通しが立ちます。

価格の高い順ではないことに注意してください。3万円台でも、直せる体制があれば10年使える型はあります。

【年代別】20代・30代・40代・50代の日本製のメンズ財布の選び方

深い色の革財布
年代が上がるほど、本数より一本の質に寄っていきます。

年代で決まるのは好みではなく、財布を見られる場面の数です。そこから逆算すると、置くべき予算が決まります。

20代の日本製のメンズ財布 ~1万円台から、形を決める~

最初の1本は、形を決める練習だと考えると気が楽になります。長財布と二つ折りのどちらが自分に合うかは、使ってみないと分かりません。

12社では、下限が1万円台のブランドが7社ありました。この価格帯なら、合わなかったときの痛手も小さく済みます。

革は手入れの要らない仕上げのものから入ると、続きます。育てる革は、形が決まってからで間に合います。

30代の日本製のメンズ財布 ~2万〜4万円で、定番の型に移る~

人前で財布を出す回数が増えるのがこの年代です。金具の質と縁の仕上げが、思っているより見られています。

2万円台から4万円の価格帯には、各社の定番が並びます。数年後に同じ商品を買い足せる可能性も高い価格帯です。

カード枚数を数えるのはここからです。10枚を超えているなら、長財布かハニーセル型が現実的になります。

40代の日本製のメンズ財布 ~5万円前後で、修理まで含めて考える~

この年代からは、買い替えの回数より1本の寿命で考えたほうが合います。修理に出せるかどうかを、買う前に確かめておきます。

5万円前後は、コードバンや総手縫いが視界に入る帯です。手入れの手間は増えますが、表情の変化は分かりやすくなります。

直営店のあるブランドなら、相談しながら決められます。厚みと重さは、手に取れば数秒で判断できます。

50代以降の日本製のメンズ財布 ~本数を減らして、一本を長く~

選択肢が増えすぎると、かえって決まらなくなります。形と色を1つに決めて、あとは仕立てで選ぶのが早い年代です。

10万円を超える価格帯は、革と工程で値段が決まります。看板の商品は、同じ商品が長く残ることが多くなります。

贈り物として選ぶ場合も、この価格帯なら外しにくくなります。迷ったら、修理を受け付けているかどうかで絞ってください。

年代別に置くことの多い予算の目安
20代 1万円
30代 3万円
40代 5万円
50代以降 10万円
12社の価格帯から見た目安で、世の中の平均額ではありません。

【日本製のメンズ財布の素材別】コードバン・ブライドル・ヌメ革・カーフ

型押しの革財布
革の名前は、出どころであって仕上がりの良し悪しではありません。

革の名前は4つ覚えれば足ります。この4つで、15社が扱う革の多くが説明できます。

コードバン ~馬の臀部から取れる、面積の小さい革~

黒いコードバンの長財布
コードバンは繊維が詰まっていて、磨くと艶が出ます。

コードバンは馬の臀部から取れる革で、1頭から取れる面積が限られます。繊維が詰まっているので、磨くと深い艶が出ます。

15社では、GANZO、土屋鞄製造所、Flathority、ARTS&CRAFTSが扱っていました。同じコードバンでも、水染めと顔料仕上げで表情が変わります。

弱点は水です。濡れたまま放置すると跡が残るので、すぐ乾いた布で押さえます。

ブライドル ~蝋を染み込ませた、英国由来の革~

色違いで並ぶブライドルの革財布
届いてすぐは、表面に白い粉が浮きます。

ブライドルは、革に蝋を染み込ませて仕上げたものです。もとは馬具に使われていた革で、張りと硬さがあります。

届いてすぐは表面に白い粉が浮きます。これは蝋で、布で拭けば落ちます。

使ううちに粉は出なくなり、艶が出てきます。最初の1か月で表情が大きく変わる革です。

ヌメ革 ~植物のタンニンで鞣した、いちばん変わる革~

本の上に置かれたヌメ革の長財布
ヌメ革は日焼けと手の脂で色が濃くなります。

ヌメ革は植物のタンニンで鞣した革で、表面に仕上げをほとんど載せません。そのぶん、日焼けと手の脂で色が濃くなります。

15社では、内装にヌメ革を使っているブランドがありました。外装がコードバンでも、内装はヌメ革という組み合わせは定番です。

変化を楽しめる人には向きますが、水染みが残りやすい革でもあります。手をかけたくないなら、この革は外したほうが無難です。

カーフ ~生後6か月までの子牛、きめの細かい革~

青いカーフの革財布
カーフはきめが細かく、色が澄んで出ます。

カーフは生後6か月ほどまでの子牛の革です。きめが細かく、染めた色が澄んで出ます。

15社では、大峽製鞄がイタリアのサンタクローチェ社のカーフを使っていました。薄くても強度が出るので、薄型の財布によく使われます。

弱点は傷の付きやすさです。きめが細かいぶん、擦れた跡が目立ちます。

革変化の大きさ水への強さ手入れの手間
コードバン大きい弱いやや多い
ブライドル大きいふつう最初だけ多い
ヌメ革いちばん大きい弱い多い
カーフ小さいふつう少ない

手をかけたくないなら、表の右端が「手入れが少ない」の行から選びます。この1列だけで、候補が半分になります。

\日本製のコードバン財布を探すなら/

GANZO(ガンゾ)公式サイト

GANZOは、日本の職人が手がける革小物のブランドです。前身のAJIOKAは1917年の創業で、2017年に100周年を迎えました。

看板はコードバンを使った長財布で、名刺入れや小銭入れもそろいます。革の表情は写真で伝わりにくいので、公式サイトで確かめるのが確実です。

仕上げで見分ける日本製のメンズ財布 ~菊寄せ・コバ・念引き~

黒い二つ折りの革財布
仕立ての差は、角と縁に出ます。

革の名前では差がつかない、と書きました。では何を見るかというと、角と縁の3か所です。

菊寄せ ~角に寄せたひだの細かさ~

菊寄せは、財布の角で革を折り込むときにできるひだのことです。菊の花びらのように細かく均一に寄っているほど、手がかかっています。

機械では作れない部分なので、ここを見ると手仕事の量が分かります。写真で見るときは、角を拡大した画像があるかどうかを確かめます。

コバ ~革の断面をどう始末しているか~

コバは革の断面のことです。磨いて固めるか、塗料で塗り固めるかで、耐久性と見た目が変わります。

磨いて仕上げたコバは、手間がかかるぶん剥がれにくくなります。塗って仕上げたコバは、きれいに揃いますが、経年で欠けることがあります。

15社では、コバの厚みを型の名前に入れているブランドもありました。そこを売りにしているなら、写真も用意されているはずです。

念引き ~縁に一本、線を引く~

念引きは、熱した道具で革の縁に沿って線を引く仕上げです。革が締まって、輪郭がはっきりします。

装飾に見えますが、革の毛羽立ちを抑える役目もあります。線が途切れていないか、太さが揃っているかを見ます。

◎ 写真で仕立てを見るときの3か所

角 … ひだが細かく均一に寄っているか
縁 … 断面が滑らかで、段差がないか
輪郭 … 線が途切れず、太さが揃っているか

この3か所の写真を載せているブランドは、そこに自信があるということです。

日本製のメンズ財布を形で選ぶ ~長財布・二つ折り・三つ折り・ミニ財布~

形はいちばん先に決めるところです。形が決まれば、見る商品棚が1つになります。

長財布 ~札を折らない、カードが入る~

黒い長財布
長財布は札を折らずに入れられます。

札を折らずに入れられるのが長財布です。カードの枚数も、二つ折りより多く収まります。

15社のうち、得意なアイテムが長財布だったのは9社でした。点数がいちばん多い形でもあります。

欠点は大きさです。後ろポケットには入らないので、鞄か上着の内ポケットが前提になります。

二つ折り ~ポケットに入る、日常で使いやすい形~

黒い二つ折り財布
二つ折りは、閉じたときの厚みで印象が決まります。

二つ折りは、ポケットに入れて持ち歩く前提の形です。札は折って入れることになります。

15社では、GANZO、WILDSWANS、ARTS&CRAFTSが二つ折りを得意にしていました。厚みは2.0cmから4.2cmまで、型によって倍以上の差があります。

選ぶときは、閉じたときの厚みを必ず見ます。ここを見落とすと、ポケットに入らないという結果になります。

三つ折り ~小さくまとまるが、厚みは出る~

コンパクトな革財布
三つ折りは小さくまとまるぶん、厚みが出ます。

三つ折りは、縦も横も小さくまとまる形です。そのかわり、革が3枚重なるので厚みが出ます。

15社では、万双が三つ折りを得意にしていました。型は幅14cmに対して厚み3.5cmです。

小さくしたいのか、薄くしたいのか。この2つは両立しないので、先に決めておく必要があります。

ミニ財布 ~荷物を減らしたい人のための形~

小さな革の財布
ミニ財布は、入れるものを減らすことが前提になります。

ミニ財布は、持ち物を減らしたい人のための形です。カードを絞れるなら、これがいちばん軽くなります。

15社では、Flathorityがミニ財布を得意にしていました。型は幅9.7cmで、厚みは3.5cmです。

小型でも、中身を詰めれば厚くなります。入れる枚数を先に数えてから選ぶのが確実です。

形札カードの目安入るところ
長財布折らない10枚前後鞄・上着の内ポケット
二つ折り折る5枚前後ズボンの前ポケット
三つ折り折る5枚前後小さな鞄・前ポケット
ミニ財布折る3枚前後どこでも入るが中身を絞る

シーン別の日本製のメンズ財布 ~仕事・冠婚葬祭・普段使い~

薄型の長財布
人前で出す場面が多いほど、金具と縁の仕上げが見られます。

財布は、出す場面によって求められるものが変わります。3つの場面で分けておきます。

仕事で使う ~黒か濃紺、金具は控えめに~

人前で出す回数が多いのが仕事の場面です。色は黒か濃紺、金具は目立たないものが無難です。

薄さも重要です。上着の内ポケットに入れるなら、厚み2.5cmを超えると形が崩れます。

会計のたびに出すものなので、開け閉めの手数も見ておきます。ラウンドファスナーは中身が落ちませんが、片手では開きません。

冠婚葬祭 ~派手な色と型押しは避ける~

弔事では、光る素材と派手な色を避けます。黒の無地がいちばん無難です。

エキゾチックレザーは、慶事でも使う場面を選びます。迷うなら、別に1本用意しておくと気が楽です。

普段使い ~手入れの手間から逆算する~

毎日使うものなので、手入れの手間がそのまま負担になります。雨の日に気を遣いたくないなら、仕上げのある革かナイロンです。

15社では、PORTERがナイロンの財布を定番として並べていました。革にこだわらないなら、手入れはほぼ要りません。

工房から始まった店と、鞄メーカーが始めた店

黒い長財布
出自が違うと、得意な形も変わります。

15社を出自で分けると、2つに割れます。この分け方をすると、得意な形の理由が見えてきます。

革小物から始まった11社

GANZO、WILDSWANS、池田工芸、Crevaleathco、COCOMEISTER、FARO、yuhaku、ARTS&CRAFTS、万双、CYPRIS、HERZの11社は、革小物や財布から始まっています。

小さいものを作るための工程が、そのまま財布に向いています。

菊寄せや念引きのような、手のかかる仕上げを売りにするところが多くなります。点数を絞って、同じ型を長く作る傾向も強く出ます。

鞄づくりから始まった4社

土屋鞄製造所、大峽製鞄、Flathority、PORTERの4社は、鞄づくりが出発点です。大きなものを作ってきた分、革の目利きと強度の考え方に厚みがあります。

直営店や取扱店を持つところが多く、実物を見てから決めやすくなります。鞄と財布をそろえたいなら、この4社が候補になります。

15社の出自の内訳
革小物・財布から 11社
鞄づくりから 4社
各社の公式サイトに記載された創業の経緯によります。

どちらが上ということはありません。手仕事の細かさを見たいなら前者、実物を見て決めたいなら後者、という選び方になります。

\日本製のコードバン財布を探すなら/

GANZO(ガンゾ)公式サイト

GANZOは、日本の職人が手がける革小物のブランドです。前身のAJIOKAは1917年の創業で、2017年に100周年を迎えました。

看板はコードバンを使った長財布で、名刺入れや小銭入れもそろいます。革の表情は写真で伝わりにくいので、公式サイトで確かめるのが確実です。

カード・小銭・札の入れ方で決まる財布の使い勝手

カードを取り出している革財布
枚数を数えてから選ぶと、買ってから困りません。

買ってから後悔する理由のほとんどは、中身の量です。先に数えておけば避けられます。

カードは何枚まで入るか

15本のカード枚数を並べると、3枚から21枚までとなっていました。

代表モデルのカード枚数
CYPRIS
21枚
yuhaku
12枚
土屋鞄
11枚
COCOMEISTER
8枚
HERZ
8枚
大峽製鞄
6枚
万双
5枚
GANZO
4枚
ARTS&CRAFTS
4枚
WILDSWANS
3枚
各社の公式サイトに記載された収納です。

いま使っている財布からカードを全部出して、数えてみてください。その枚数に2枚足したものが、選ぶときの基準になります。

枚数が多いなら、段を斜めに重ねる作りを探します。枚数が少ないなら、薄さを優先したほうが快適です。

小銭入れの形で、開け閉めの手数が変わる

小銭入れには、かぶせ式、ファスナー式、ボックス型があります。片手で開けたいならかぶせ式、こぼしたくないならファスナー式です。

ボックス型は中身が一目で見えますが、そのぶん厚みが出ます。会計の速さを取るか、薄さを取るかの選択になります。

小銭を持たない習慣なら、小銭入れのない型を選べます。その場合、財布は一段階薄くなります。

札とレシートを分けられるか

札室が2つある型なら、札とレシートを分けて入れられます。15本では、HERZが三部屋構造で分けやすくなっていました。

レシートが札に混ざるのが気になるなら、ここは効きます。逆に、レシートを持ち帰らないなら1室で足ります。

日本製のメンズ財布はすぐ届くとはかぎらない ~受注生産と納期~

開いた革財布の内側
受注生産は、注文してから作りはじめます。

国内で仕立てるということは、作る人の数に限りがあるということです。納期は、買う前に確かめておく項目のひとつです。

受注生産は、注文してから作りはじめる

受注生産のブランドは、注文を受けてから裁断に入ります。15社では、6週間ほどかかると案内しているところがありました。

総手縫いの工房では、さらに時間がかかることがあります。針穴を手で開ける工程は、ミシンの何倍も手数が要ります。

使いはじめる日が決まっているなら、逆算して注文します。贈り物なら、余裕を持って2か月前が安心です。

在庫から選ぶときに見るところ

急ぐなら、在庫のある型に絞るのがいちばん早い方法です。公式サイトの在庫表示か、直営店の店頭在庫を見ます。

人気の型は品切れが続くことがあります。再入荷の連絡を受け取れる設定があるなら、先に登録しておきます。

日本製のメンズ財布はどこで買う? 公式・直営店・取扱店・通販の使い分け

革製品の店舗の外観
実物を見られるなら、店舗がいちばん確実です。

同じ型でも、買える場所がいくつかあります。それぞれ向き不向きがあります。

公式のオンラインストア ~品ぞろえと正規性で有利~

型と色がいちばんそろっているのが公式のストアです。限定色や店舗限定の型も、ここでしか買えないことがあります。

正規品かどうかを気にしなくてよいのも利点です。修理の受付も、公式から入るのがいちばん早くなります。

直営店 ~厚みと重さを手で確かめられる~

革の厚みと重さは、写真ではほとんど伝わりません。近くに直営店があるなら、一度手に取る価値があります。

二つ折りは、閉じたときの厚みで印象が変わります。ポケットに入れて確かめられるのは、店舗だけの利点です。

百貨店・取扱店 ~公式サイトの一覧で確かめる~

公式のオンラインストアを持たないブランドもあります。その場合は、取扱店の一覧から探すことになります。

一覧に載っていない店は、正規かどうかを自分で確かめる必要があります。ここは手間を惜しまないほうが安全です。

通販モール ~扱いの有無はブランドによる~

モールでの扱いは、ブランドによって差があります。公式で扱わないと決めているところもあります。

価格が公式より高い場合は、正規の入口かどうかを疑います。迷ったら、公式サイトの取扱店一覧に戻ります。

▶ 買う場所の決め方

型と色をそろえて選びたい → 公式のオンラインストア
厚みと重さを確かめたい → 直営店
公式のストアがない → 公式サイトの取扱店一覧から
いずれの場合も、修理の受付先を先に確かめておく

正規の入口かどうかは、公式サイトの一覧で確かめるのが確実です。

日本製のメンズ財布の修理とお手入れ!10年使うために

革のお手入れ道具
布とクリームがあれば、日々の手入れは足ります。

財布が先に傷むのは、革ではなく糸とファスナーです。ここを直せるかどうかで、使える年数が変わります。

日々の手入れ ~月に一度、乾いた布で~

毎日やることはありません。月に一度、乾いた布で表面を拭くだけで足ります。

クリームは、表面がかさついてきたと感じたときだけ使います。塗りすぎると、かえって表面がべたつきます。

コードバンは、専用のクリームを薄く伸ばして、布で磨きます。力を入れず、同じ方向に動かすのがこつです。

水に濡れたとき ~こすらず、押さえて乾かす~

濡れたら、乾いた布で押さえて水気を取ります。こすると、表面が荒れて跡が残ります。

乾かすときは、日の当たらないところに置きます。ドライヤーや暖房の風を当てると、革が縮みます。

ヌメ革とコードバンは、とくに跡が残りやすい革です。雨の日に持ち歩くなら、別の1本を用意しておくほうが気が楽です。

修理に出すとき ~まず公式の窓口から~

糸のほつれとファスナーの交換は、多くのブランドで受け付けています。まず公式サイトの修理案内を見ます。

国内に工房があるところは、送り先が近いぶん期間が読めます。買う前に、ここを確かめておくと安心です。

直営店があるなら、持ち込んで相談できます。直せるかどうかは、見てもらったほうが早く分かります。

◎ 財布を10年使うための4つ

・月に一度、乾いた布で拭く
・濡れたらこすらず、押さえて陰干し
・クリームはかさついたときだけ、薄く
・買う前に、修理の受付先を確かめておく

手入れより、修理に出せるかどうかのほうが年数に効きます。

日本製のメンズ財布の革は何年で表情が変わるか?経年変化の見方

色の深い革財布
変化の速さは、革の種類で決まります。

経年変化という言葉はよく見ますが、どのくらいで何が起きるかは書かれていません。3つの段階に分けておきます。

段階① 最初の1か月 ~まだほとんど変わらない~

買ってすぐは、革はまだ硬いままです。折り目が付きはじめるのが、この時期です。

ブライドルは、この時期に白い粉が出ます。拭けば落ちるもので、不良ではありません。

この段階でやることは、入れすぎないことだけです。最初に膨らませると、その形のまま固まります。

段階② 半年から1年 ~色が濃くなりはじめる~

手の脂と日光で、色が少しずつ濃くなります。ヌメ革がいちばん分かりやすく、次がコードバンです。

角の色が先に濃くなり、面はあとから追いつきます。持ち方の癖が、そのまま表情に出る時期です。

カーフは変化が小さい革です。買ったときの色を保ちたいなら、この革が向きます。

段階③ 3年以降 ~糸とファスナーの寿命が先に来る~

革がまだ元気でも、糸がほつれてくるのが3年前後です。ファスナーの滑りが悪くなるのも、だいたいこの時期です。

ここで修理に出せるかどうかが、5年で終わるか10年使えるかの分かれ目になります。革の良し悪しより、この一点が効きます。

直しながら使うと、革だけが古くなっていきます。それが革の財布の面白いところでもあります。

創業年で見る、日本の革小物ブランド地図

手に持った革の財布
手に取ってはじめて分かる部分があります。

15社を創業の古い順に並べると、時代のかたまりが見えてきます。鞄から始まった社が前半に、革小物から始まった社が後半に集まります。

15社の創業年

1935年 大峽製鞄 / PORTER(吉田カバン)

1942年 池田工芸

1952年 Flathority(母体の株式会社猪瀬)

1965年 土屋鞄製造所

1973年 HERZ

1995年 万双 / CYPRIS(株式会社モルフォ)

1998年 WILDSWANS

2001年 GANZO(前身のAJIOKAは1917年創業)

2005年 FARO

2006年 ARTS&CRAFTS

2009年 yuhaku(2006年にアトリエ開設)

2011年 COCOMEISTER

2017年 Crevaleathco
各社の公式サイトに記載された創業年です。1935年と1995年は2社ずつ並びます。

1935年から1965年までに創業した5社のうち4社は、鞄や大きな革製品から始まっています。残る1社の池田工芸は、この時期からクロコダイル一筋という珍しい成り立ちです。

1995年以降は、財布や革小物から始めた会社が並びます。点数を絞って、同じ型を長く作る作り方はこの時期からです。

古いから良い、新しいから悪い、ということはありません。ただ、修理の体制は年数の長い企業のほうが整っていることが多くなります。

日本製のメンズ財布についてよくある質問

手に持った革の財布
よくある質問をまとめました。
日本製の財布はいくらから買えますか

12社では、いちばん手前の入口が5,720円でした。
財布としての選択肢が増えはじめるのは1万円台からです。

「日本製」と「国産の革」は同じ意味ですか

違います。
日本製の表示は最後に大きな加工をした国に置かれるのが一般的で、革の産地までは含みません。

コードバンとブライドル、手入れが楽なのはどちらですか

ブライドルのほうが楽です。
コードバンは水に弱く、濡れた跡が残りやすい革です。

カードは何枚まで入りますか

型によります。
15本では3枚から21枚まで開いていて、長財布は10枚前後が目安です。

受注生産はどのくらい待ちますか

ブランドによります。
15社では、6週間ほどと案内しているところがありました。

修理はどこに出せばいいですか

まず公式サイトの修理案内を見てください。
糸のほつれとファスナーの交換は、多くのブランドが受け付けています。

雨の日でも使えますか

革の種類によります。
ヌメ革とコードバンは跡が残りやすいので、雨の日用に別の1本を持つ方もいます。

二つ折りと長財布、長持ちするのはどちらですか

形より、修理に出せるかどうかで決まります。
先に傷むのは革ではなく糸とファスナーだからです。

値引きされることはありますか

値引きをしない方針のブランドが多数派です。
セールを待つより、予算の上限を先に決めて探すほうが早く決まります。

贈り物にはどの価格帯が向きますか

相手が普段使う形に合わせるのが第一です。
迷うなら、修理を受け付けているブランドから選ぶと外れにくくなります。

まとめ|日本製のメンズ財布はどれを選ぶか

15社を並べましたが、選ぶ手順は最初に書いた5つだけです。予算、形、カード枚数、手入れ、納期の順に決めます。

価格帯は、各ブランドの公式サイトの表示にもとづいています。FAROだけは、店頭で確かめてから決めてください。

こんな方に向くブランド理由
はじめての1本COCOMEISTER / 万双 / HERZ入口が1万円台で、形の選択肢がある
カードが多いCYPRIS15本でカード21枚と最多
薄さを優先yuhaku / ARTS&CRAFTS代表モデルの厚みが2.0cm
長く使いたいGANZO / 土屋鞄製造所自社工房と直営店があり、修理まで任せられる
雨の日も気にせずPORTERナイロンの財布を定番として並べている

迷ったときは、修理を受け付けているかどうかで絞ってください。革の良し悪しより、この一点が使える年数に効きます。

価格と在庫は変わります。最新の内容は、各ブランドの公式サイトで確かめてください。

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この記事を書いた人

メンズファッション通販「Buona Vita(ボナヴィータ)」が運営する、Buona MAGAZINEの編集部です。年代別のブランド選び、スーツ、靴や小物など、大人の服選びに役立つ情報を、各ブランドの公式情報を確かめてお届けしています。

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