カーハートもディッキーズも気になる。街で着て、ただの作業着に見えないのは?
ワーク系のブランドを、アメリカの作業着から日本の復刻まで、29ブランドにしぼって紹介します。
ワーク系は、作業着として生まれた服を、ふだんの服として着るスタイルです。
辞書(デジタル大辞泉)は「ワークウエア」を「作業服。また作業服の機能的・実用的な感覚を取り入れたカジュアルウエアのこと。」と説明しています。
つまり同じ「ワークブランド」でも、現場の作業服の店と、街で着るブランドの両方を指します。
この記事は、街で着る服としてのワークブランドを中心に、鉄道、大工、牧場、伐採など「どの現場の服だったか」を手がかりに選び方をまとめました。
価格は2026年10月17〜18日に各ブランドの公式通販・正規取扱店で見た表示です。
税込の表示が中心で、税抜の表示やブランドの特集ページの価格は、そのつど注に書きました(海外の公式だけで売るブランドは外貨のまま)。
・ワーク系のブランドを、一覧でくらべたい方
・ディッキーズ、カーハート、ベンデイビスの違いを知りたい方
・ペインターパンツやカバーオールを、どのブランドで買うか決めたい方
・レッド・ウィングなどワークブーツの価格と製法を知りたい方
・日本のワークブランドや、手ごろに始められる店を知りたい方
この記事でわかること
・ワークブランド29の一覧と、代表アイテムの価格・日本での買い方の早見表
・「どの現場の服だったか」で分けたワークの地図と、創業年の年表
・パンツ・ジャケット・ブーツの価格比較と、予算別・目的別の選び方
・ダック・デニム・ヒッコリーなど生地の違いと、オンスの重さの比べ方
・ワークブーツの製法、サイズの目安、手入れ、送料無料の金額と返品の比較
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【早見表】ワークブランド29の一覧と、代表アイテムの価格

まずは29ブランドを1枚の表にしました。
「現場」はそのブランドが最初に作った服の行き先、「価格」はこの記事で取り上げた代表アイテム(カッコ内の商品)の価格で、代表作の価格とは限りません。
| ブランド | 章 | 現場 | 代表作 | 代表アイテムの価格 | 日本での買い方 |
|---|---|---|---|---|---|
| Dickies | アメリカの定番ワーク | 労働者全般 | 874 ワークパンツ | 7,700円 (874 ワークパンツ) | 日本の公式通販あり |
| Carhartt WIP | アメリカの定番ワーク | 鉄道 | デトロイトジャケット、ダブルニーパンツ | 40,700円 (デトロイトジャケット) | 日本の公式通販あり |
| BEN DAVIS | アメリカの定番ワーク | 労働者全般 | ORIGINAL BEN’S パンツ、GORILLA CUT | 16,500円 (ORIGINAL BEN’S) | 日本の公式通販あり |
| Red Kap | アメリカの定番ワーク | 労働者全般 | ワークシャツ、ワークパンツ | 9,350円(2024年の別注品) (ワークシャツ(別注)) | Amazon・輸入店で買う |
| Pointer Brand | アメリカの定番ワーク | 農作業 | Brown Duck Chore Coat | 165ドル(米国公式、Brown Duck Chore Coat。10/18は売り切れ) (Brown Duck Chore Coat) | 海外の公式通販 |
| Stan Ray | アメリカの定番ワーク | 大工・塗装・建設 | ペインターパンツ、ファティーグパンツ | 15,400円(輸入専門店の通常価格。10/18は売り切れ) (ペインターパンツ) | Amazon・輸入店で買う |
| UNIVERSAL OVERALL | アメリカの定番ワーク | 労働者全般 | ペインターパンツ、カバーオール、ショップコート | 14,080円 (ペインターパンツ) | 日本の公式通販あり |
| FILSON | アメリカの定番ワーク | 金鉱・ゴールドラッシュ | クルーザー、ティンクロス | 29,920円 (シャンブレーワークシャツ) | 正規取扱店で買う |
| Levi’s | デニム発祥のワーク | 金鉱・ゴールドラッシュ | 501、LEVI’S WORKWEAR | 15,400円 (568 カーペンターパンツ) | 日本の公式通販あり |
| Lee | デニム発祥のワーク | 鉄道 | オーバーオール、ユニオンオールズ、91-J | 14,300円 (ペインターパンツ) | 日本の公式通販あり |
| Wrangler | デニム発祥のワーク | 牧場・ロデオ | 13MWZ、11MWZ、チャンピオンジャケット | 35,200円 (ARCHIVE 11MWZ 1964) | 日本の公式通販あり |
| RED WING | ワークブーツ | 農作業 | 6インチ クラシックモック、アイアンレンジャー、ポストマン | 59,180円 (6-inch Classic Moc(875)) | 日本の公式通販あり |
| CHIPPEWA | ワークブーツ | 伐採・林業 | エンジニアブーツ、ハイランダー | 41,800円 (11-IN HIGHLANDER) | 正規取扱店で買う |
| WHITE’S BOOTS | ワークブーツ | 森林消防 | スモークジャンパー、セミドレス | 264,550円 (6″ SMOKE JUMPER) | 正規取扱店で買う |
| Danner | ワークブーツ | 伐採・林業 | ダナーライト | 104,500円 (DANNER LIGHT) | 正規取扱店で買う |
| Timberland | ワークブーツ | 労働者全般 | 6インチ プレミアム ブーツ | 30,800円 (6インチ プレミアム) | 日本の公式通販あり |
| WOLVERINE 1000 Mile | ワークブーツ | 労働者全般 | 1000 Mile Plain-Toe Boot | 424.95ドル(米国公式、1000 Mile Plain-Toe Original Boot) (1000 Mile) | 海外の公式通販 |
| Universal Works | ヨーロッパのワーク | ワークの再解釈 | Bakers Chore Jacket | 232ドル(米国向け公式、ツイルのベーカーズジャケット) (ベーカーズジャケット) | 正規取扱店で買う |
| Le Laboureur | ヨーロッパのワーク | 農作業 | ワークジャケット、ラルジョ | 円の正規価格なし (ワークジャケット) | 海外の公式通販 |
| VETRA | ヨーロッパのワーク | 労働者全般 | ワークジャケット | 225ユーロ(公式、ツイルのワークジャケット) (ワークジャケット) | 海外の公式通販 |
| Le Mont Saint Michel | ヨーロッパのワーク | 農作業 | ワークジャケット | 377ドル(公式、VOLCI デニムワークジャケット。ポルトガル製) (デニムワークジャケット) | 海外の公式通販 |
| UES | 日本のワーク | 日本の復刻 | 400 ジーンズ、デニムカバーオール | 30,800円 (デニムカバーオール) | 日本の公式通販あり |
| WAREHOUSE | 日本のワーク | 日本の復刻 | Lot 1001XX、Lot 800XX、ワークトラウザーズ | 29,700円 (Lot 800XX) | 日本の公式通販あり |
| orSlow | 日本のワーク | 日本の復刻 | 1950’S COVERALL、ファティーグパンツ | 36,300円 (オックスフォードカバーオール) | 正規取扱店で買う |
| POST O’ALLS | 日本のワーク | ワークの再解釈 | #1102 Engineers’ Jacket | 66,000円(税抜60,000円) (Engineers’ Jacket) | 日本の公式通販あり |
| TCB jeans | 日本のワーク | 日本の復刻 | Cat A Log Chore Coat、BLACK CAT JACKET | 34,100円 (チョアコート) | 日本の公式通販あり |
| GAP | 手ごろに始める | 店(小売) | カーキパンツ、ポケットT | 7,990円 (カーキパンツ) | 日本の公式通販あり |
| Right-on | 手ごろに始める | 店(小売) | ディッキーズ・リーなどの取り扱い | 8,800円 (Dickies 874 デニム) | 日本の公式通販あり |
| WORKMAN | 手ごろに始める | 職人(現場の作業服) | 作業ズボン、WORKMAN Plus | 2,500円 (ダブルインパクト カーゴパンツ) | 日本の公式通販あり |
※ 価格は2026年10月17〜18日に各公式通販・正規取扱店で見た表示(税込が中心。UOは10/17、リーのペインター以外はLee公式の特集ページ、ポストオーバーオールズは税抜表示に10%を足した額)。海外の公式だけで売るブランドは外貨の表示です。ブランド名をタップすると紹介へ移動します。
ワークブランドおすすめランキングTOP10

ランキングは、3つの基準で編集部が並べました。
①日本の公式通販か正規取扱店で買える、②代表アイテムの価格が公式に出ている、③どの現場の服だったか、またはワークとどう関わるかが公式の説明ではっきりしている、の3つです。
| 順位 | ブランド | 代表アイテムの価格 | 選んだ理由 |
|---|---|---|---|
| 1位 | Dickies | 7,700円 | 874が7,700円。ワークの基準になる1本を、公式通販で買える |
| 2位 | Carhartt WIP | 40,700円 | ダックのデトロイトジャケットとダブルニー。日本の公式通販で選べる |
| 3位 | RED WING | 59,180円 | 1905年からのワークブーツ。ソールを張り替えて履き続けられる |
| 4位 | Levi’s | 15,400円 | 1873年の特許の「ワークパンツ」から続く、今のワークウェアライン |
| 5位 | BEN DAVIS | 16,500円 | リベットの考案者の家系。ORIGINAL BEN’Sが16,500円 |
| 6位 | UNIVERSAL OVERALL | 14,080円 | カバーオールもペインターも1万円台。1924年シカゴ生まれ |
| 7位 | Lee | 14,300円 | 鉄道員のカバーオール91-Jの流れをくむDUNGAREES |
| 8位 | Danner | 104,500円 | 世界で初めてゴアテックスを使ったブーツ。雨の日のワークに |
| 9位 | UES | 30,800円 | 14.9オンスのデニムとカバーオール。日本製のワーク |
| 10位 | GAP | 7,990円 | カーキパンツが7,990円。ワークの合わせを手ごろに試せる |
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1位のディッキーズは、874が公式通販で7,700円。ワークの服をはじめて買う人が「基準の1本」を持つのに向いています。
2位のカーハート WIPは、ダックのジャケットとダブルニーという、ワークの記号になる2つを日本の公式通販で選べます。
3位のレッド・ウィングは服ではなくブーツですが、ワークの装いは足元で決まります。服を1万円台でそろえて、ブーツに予算を回す組み立ても、価格の章で紹介します。
【ワークの地図】どの現場の服だったかで分ける29ブランド

ワークの服は、もとをたどると「どの仕事の人が着たか」がはっきりしています。鉄道員のオーバーオール、塗装職人のペインターパンツ、伐採の人のブーツ、という具合です。
現場が分かると、その服の作りの理由が分かり、街での合わせ方も決めやすくなります。
鉄道の現場からはカーハートのビブオーバーオールとリーの91-Jが、農作業からはレッド・ウィングとフランスのワークジャケットが生まれました。
伐採の現場からはチペワとダナー、森林消防からはホワイツのスモークジャンパーが出ています。
1850〜1920年代に創業したアメリカのブランドが、今もワークの中心です。1990年代以降は、日本のブランドが当時の生地や縫い方を研究して作り直す「復刻」が加わりました。
アメカジとワークスタイルの関係
アメカジ(アメリカンカジュアル)には、ワーク、ミリタリー、トラッド、アウトドアなどの系統があります。
ワークは、その中で作業着をもとにした系統で、ジーンズやワークブーツはアメカジ全体の定番にもなっています。
ワーク以外の系統も含めてアメカジのブランドをくらべたいときは、アメカジブランドおすすめメンズ30選にまとめています。軍服から生まれたミリタリーのブランドは、メンズのミリタリーブランドおすすめ25選でくらべています。
【アメリカの定番ワーク8】ディッキーズ・カーハート・ベンデイビスほか

アメリカのワークブランドの古株は、19世紀末から20世紀前半に、鉄道・農場・工場で働く人のオーバーオールや作業ズボンを作り始めました。
この章では、金鉱の探検家の店から始まったフィルソンや、1970年代生まれのスタンレイも含めて、服のワークブランドを8つ紹介します。
ディッキーズ・カーハート・ベンデイビスの3つを「アメリカの三大ワークブランド」と呼ぶ古着店もあります。
3つとも日本の公式通販で買える(カーハートはWIPのライン)ので、最初の1着を選ぶならこの3つから見るのが早道です。
1. Dickies(ディッキーズ)|874が1967年から続く、ワークパンツの基準

ディッキーズは、帽子づくりから1922年に作業着へ移ったテキサスのブランドです。公式は「1922年の創業以来」と書き、最初に売った服はビブオーバーオールでした。
看板の874は、公式に「1967年の登場以来」続くワークパンツです。生地は「頑丈なTCツイル」と公式が説明し、米国公式では8.5オンスのポリエステル65%・綿35%と書いています。
日本ではエドウイングループのイー・ジーニングがライセンスで展開し、公式通販 dickies.jp で買えます。
Dickiesの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| Original 874(R) ワークパンツ レングス30インチ | 7,700円 |
| 877 ワークパンツ ルーズフィット | 8,800円 |
| ダックカーペンターパンツ | 8,250円 |
| ダブルニーワークペインターデニムパンツ | 15,400円 |
| ダックフォートワースジャケット(綿100%ダック) | 19,800円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 全国一律550円(税込11,000円以上で無料) |
| 返品 | 到着後7日以内に返送。お客様都合の交換はなし(返品して買い直す) |
| サイズの目安 | 米国公式のサイズ表では、表記34の推奨ウエストは32〜33インチ |
▶ Dickiesを買う前の段取り
・ウエストは「表記より体のサイズが2インチほど小さい」米国公式表の関係を頭に入れる
・レングス30インチと32インチのどちらにするか、手持ちの靴で決める
・公式通販はお客様都合の交換がないので、1本目は店で試着してから
出典:Dickies「HERITAGE」、同「874 フィットガイド」、Dickies(米国)874、同「ご利用ガイド」
2. Carhartt WIP(カーハート ダブリューアイピー)|鉄道員のオーバーオールから始まり、ダックの上着で知られる

カーハートは1889年、デトロイトの小さな部屋でミシン2台から始まりました。鉄道員の話を聞いて作ったビブオーバーオールが最初の服だと、米国公式が説明しています。
日本の公式通販で買えるのは、1989年に始まったヨーロッパ・アジア向けのライン「Carhartt WIP(ワーク イン プログレス)」です。
販売は株式会社Work in Progressで、米国のメインラインとはサイズの作りが別です。
米国のメインライン(いわゆるアメリカ流通モデル)は、日本の正規代理店が公式に示されていません。輸入品の専門店で買う形になります。
Carhartt WIPの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| Detroit Jacket(デトロイトジャケット) | 40,700円 |
| Michigan Coat(カバーオール) | 39,600円 |
| Double Knee Pant(12oz キャンバス) | 30,800円 |
| Double Knee Pant(デニム) | 24,200円 |
| Bib Overall | 38,500円 |
| Acrylic Watch Hat(ビーニー) | 4,950円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 全国一律550円(11,000円以上で無料) |
| 返品 | 初期不良・破損・誤送のみ到着後7日以内。お客様都合のサイズ交換はなし |
| 価格表示の注意 | 商品ページの価格に「SALE価格」の文字が付くが、通常価格の併記がない商品は表示価格のまま載せた |
▶ Carhartt WIPを買う前の段取り
・WIPか、米国メインか。欲しいシルエットで先に決める
・公式通販はサイズ交換ができないので、直営店か取扱店で試着してから
・米国のカーハートは12オンスのダックを「firm-hand」(かための手ざわり)と説明している。着はじめの硬さを前提に選ぶ
出典:Carhartt「About」、Carhartt WIP Japan「ショッピングガイド」、同 Detroit Jacket、Carhartt Reworked「Size Guide」
3. BEN DAVIS(ベンデイビス)|リベットを考えた人の孫が始めた、サルのマークのワークパンツ

ベンデイビスは1935年、サンフランシスコで生まれました。ワークパンツにリベットを付けたジェイコブ・デイビスの息子と孫が始めたブランドだと、米国公式が説明しています。
ロゴのサルは米国公式で「monkey logo」と呼ばれています。
腰回りとひざを太くしたパンツは米国公式で「Gorilla Cut Pants」と呼ばれ、日本の公式は「極太シルエットが特徴のワークパンツ」と紹介しています。
日本の公式通販は株式会社ブレンズが運営しています。定番のORIGINAL BEN’Sは米国企画のメキシコ製で、16,500円です。
BEN DAVISの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| USA【ORIGINAL BEN’S】(10.5oz ツイル、メキシコ製) | 16,500円 |
| USA GORILLA CUT | 16,500円 |
| NEW PAINTER PANTS(綿100%) | 9,900円 |
| PAINTER OVERALL | 14,300円 |
| BEN DAVIS 90TH TRUCKER JACKET | 38,500円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 地域別800〜1,400円(税込12,000円以上で無料) |
| 返品 | お客様都合の返品は原則なし。交換は未使用・タグ付きのみ(送料はお客様負担) |
▶ BEN DAVISを買う前の段取り
・ORIGINALかGORILLA CUTか、太さで決める(GORILLAは極太)
・送料無料は12,000円から。ORIGINAL BEN’SやGORILLA CUT(16,500円)なら1本で届くが、NEW PAINTER PANTS(9,900円)1本では届かない
・お客様都合の返品がないので、ウエストは手持ちのパンツと比べる
出典:BEN DAVIS「About」、日本公式通販「特定商取引法に基づく表記」、同 ORIGINAL BEN’S
4. Red Kap(レッドキャップ)|1923年のビブオーバーオールから、ユニフォームの大手へ
レッドキャップは1923年、兄弟と従兄弟が「ビブオーバーオールを売るため」に始めた会社です。最初の社名はHarlin Bros. & Williamsでした。
今は制服やワークウェアの大きな会社で、米国公式はWorkwear Outfittersの傘下になったと書いています。
日本の正規代理店は公式サイトに載っていません。
日本では、セレクトショップが別注したワークシャツとして出回ることがあり、2024年には聖林公司が「インダストリアル ワークシャツ ヘムショート」を9,350円で紹介しました。
▶ Red Kapを買う前の段取り
・正規代理店がないので、どの店の別注かを見て買う
・日本で紹介された別注のワークシャツは、ポリエステルと綿の混紡。綿100%がよければ表示を見て選ぶ
出典:Red Kap「About」、聖林公司のお知らせ(2024年5月)
5. Pointer Brand(L.C. King)(ポインターブランド)|猟犬の名を付けた、テネシーのダックのチョアコート
ポインターブランドは、L.C. King Mfg.が1913年1月にテネシー州ブリストルで始めたワークウェアです。
創業者が育てていた猟犬(ポインター)から名前を付けたと、公式が説明しています。
今のブラウンダックのチョアコートは、ブリストルで縫製し、12オンスのブラウンダックを使っています。
日本の正規代理店はなく、公式通販が「We ship worldwide」として海外へ送ります。届くまで2〜3週間が目安で、関税は購入者の負担です。
▶ Pointer Brand(L.C. King)を買う前の段取り
・米ドル表示なので、為替と関税を足して日本の店と比べる
・海外通販は返品の送料が高くつく。サイズ表を見てから注文
出典:L.C. King「Our Story」、同「Ordering FAQ」、同 Brown Duck Chore Coat
6. Stan Ray(スタンレイ)|1972年からテキサスで縫う、ペインターパンツの専門家
スタンレイは1972年、テキサス州の小さな町クロケットで、アール・ビアードが始めました。同じ1972年にペインターパンツを作り始め、ファティーグパンツと並ぶ柱になっています。
公式は、ペインターパンツ・ファティーグ・ジャケットの中心の品は「今もテキサスで作っている」と書き、一部は海外生産だとも説明しています。
日本の古着好きや東京の店が後押しした、と公式に書かれているブランドです。日本の正規代理店は示されておらず、輸入専門店やセレクトショップで扱われています。
▶ Stan Rayを買う前の段取り
・米国製か海外製か、欲しい方を商品表示で見る
・輸入専門店は在庫の入れ替わりが早い。サイズ切れなら入荷のお知らせを登録
出典:Stan Ray「About」、同「A brief history of painter pants」、JALANA(輸入専門店)
7. UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)|1924年シカゴ生まれ、手ごろなペインターとカバーオール

ユニバーサルオーバーオールは1924年、オーストリアから来たマックスとジョーのエッカーリング兄弟が、シカゴでワークウェアを作り始めたのが始まりです。
のちにオーバーオール、ショップコート、カバーオールへ広げました。
日本には1980年代の第一次アメカジブームのころにはすでに入っていたと、日本公式が説明しています。
今の日本の販売はドリームターミナルリンク株式会社で、公式通販と直営店で買えます。ペインターパンツもカバーオールも1万円台で、アメリカのワークを手ごろに始めたい人の1本目に合います。
UNIVERSAL OVERALLの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| PAINTER PANTS【U2632623】 | 14,080円 |
| COVERALL【U2633225】 | 14,300円 |
| STANDARD FIT PANTS【PTF-03】 | 11,000円 |
| COVERALL【HT2433400-C】(REMAKE) | 39,600円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 550円(沖縄・離島1,650円)。税込15,000円以上で無料 |
| 返品 | お客様都合の返品はなし。サイズ違いは到着後3日以内の連絡で交換(送料はお客様負担) |
▶ UNIVERSAL OVERALLを買う前の段取り
・送料無料は15,000円から。パンツとカバーオールを一緒に買うと届く
・サイズ交換は3日以内の連絡が必要。届いたらすぐ試す
出典:UNIVERSAL OVERALL「CONCEPT」、同「SHOPPING GUIDE」
8. FILSON(フィルソン)|ゴールドラッシュの探検家に服を売った、シアトルの老舗
フィルソンは1897年、アラスカのゴールドラッシュへ向かう人の服と道具を売る店として、シアトルで始まりました。
ウールのシャツジャケット「クルーザー」は1914年3月に米国の特許を取り、ワックスで仕上げた綿布「ティンクロス」の上着は1920年代に始まったと、公式が説明しています(ティンクロスは公式のJournal記事)。
日本の販売は2026年に変わりました。伊藤忠商事がマスターライセンスを持ち、デイトナ・インターナショナルが2026年1月から販売しています。
それまでの総代理店は2025年12月で事業を終えています(WWDJAPAN、2026年1月5日)。
FILSONの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| 【Japan Exclusive】Chambray Work Shirt Indigo(4.8oz セルヴィッジシャンブレー、日本製) | 29,920円 |
| 【Japan Exclusive】Mackinaw Model C(綿79%・麻21%のデニム、日本製) | 59,950円 |
| 【Japan Exclusive】Mackinaw Model A/Model B | 64,900円 |
| 【Japan Exclusive】2 Tack Chino Trousers | 39,930円 |
▶ FILSONを買う前の段取り
・日本企画か米国企画か、商品名の【Japan Exclusive】で見分ける
・以前の総代理店の直営店は2025年末で閉店。修理や問い合わせ先を先に確かめる
出典:FILSON「About」、FILSON「History of Tin Cloth & Cruiser」、WWDJAPAN(2026年1月5日)、DAYTONA PARK「FILSON」
▶ アメリカの定番ワークの選び方
パンツから始めるなら、ディッキーズの874(7,700円)かベンデイビスのORIGINAL BEN’S(16,500円)。上着から始めるなら、ユニバーサルオーバーオールのカバーオール(14,300円)かカーハート WIPのデトロイトジャケット(40,700円)が目安です。
アメカジ全体の中でワークを位置づけたいときは、アメカジブランドおすすめメンズ30選も参考にしてください。スケートやストリートに寄せたワークの着方は、ストリートブランドのまとめにあります。
【デニム発祥のワーク3】リーバイス・リー・ラングラー

ジーンズは、もともと作業ズボンでした。リーバイスの公式は、1873年にリベットでポケットを補強した日を「ジーンズが誕生しました」と書いています。
この章の3ブランドは、ジーンズのブランドとして知られていますが、それぞれにワークのラインや復刻があります。
リーバイスは「WORKWEAR」、リーは「DUNGAREES」、ラングラーは1950〜60年代のモデルを復刻した「ARCHIVE」です。
9. Levi’s(WORKWEAR)(リーバイス)|1873年の特許「ワークパンツ」から、今のワークウェアラインへ

リーバイスは1853年、サンフランシスコの雑貨の卸から始まりました。
1873年に、ポケットをリベットで補強した「waist overalls」で米国の特許を取り、日本の公式はこれを「ジーンズが誕生しました」と説明しています。
1890年に「501」のロット番号が付きました。
1936年にはトラッカージャケット「TYPEⅠ」が生まれ、公式の年表はこのジャケットが労働者の「非公式な制服」になったと書いています。
今は「LEVI’S WORKWEAR」というワークのラインがあり、公式は「ワークウエアを原点とするタフさ」と説明しています。カーペンターパンツやオーバーオールを1万円台で選べます。
Levi’s(WORKWEAR)の代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| WORKWEAR 568 ルーズストレート カーペンターパンツ | 15,400円 |
| WORKWEAR 568 ルーズストレートダブルニージーンズ(10/18は在庫切れ) | 15,400円 |
| WORKWEAR ルーズ プリーツ ワークチノ | 15,400円 |
| WORKWEAR SUNRISE トラッカージャケット | 16,500円 |
| WORKWEAR LOOSEオーバーオール | 19,800円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 全国一律550円(税込11,000円以上で無料) |
| 返品 | サイズ不一致は到着後14日以内の連絡で交換・返品(セール品・裾上げ済みは不可) |
▶ Levi’s(WORKWEAR)を買う前の段取り
・ワークのラインは「WORKWEAR」の名前で探す
・セール品は返品・交換の対象外。定価品とセール品を分けて考える
出典:Levi Strauss & Co.「Company」、リーバイス「ヒストリー」、同「WORKWEAR」、同「ショッピングガイド」
10. Lee(DUNGAREES)(リー)|鉄道員のカバーオール「91-J」とペインターパンツ

リーは1889年、カンザス州サリナで「H.D.Lee Mercantile Company」として設立されました。
1911年にオーバーオールを自社で作り始め、1913年につなぎの「UNIONALLS」を出しています。
カバーオールの「91-J」は、鉄道の運転士や整備士のために作られたと公式が説明しています(誕生の年は公式ページの間で表記が分かれるため、この記事では1920年代としました)。
今のワークのラインは「DUNGAREES」です。日本ではエドウインがライセンスで展開し、ペインターパンツはライトオンの通販でも14,300円(税込)で買えます。
Lee(DUNGAREES)の代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| DUNGAREES ワークシャツ | 9,900円 |
| DUNGAREES ペインターパンツ(綿100%) | 14,300円 |
| DUNGAREES オーバーオールズ | 16,500円 |
| DUNGAREES ロコジャケット(91-J がもと) | 18,700円 |
| OVERALL JACKET 91-J 1947 model(JELT DENIM 11.5oz) | 52,800円 |
▶ Lee(DUNGAREES)を買う前の段取り
・ワークのラインは「DUNGAREES」で探す
・ペインターパンツはライトオンで買うと「返品不可」の表示。サイズは慎重に
出典:Lee「HISTORY」、同「DUNGAREES」、同「91-J 1947 model」、ワールド オンラインストア(ライトオン)
11. Wrangler(ラングラー)|ロデオのカウボーイが試した13MWZ

ラングラーの前身は、1904年の作業着の会社「Hudson Overall Company」です。
1947年に「Wrangler authentic western jeans」として始まり、ロデオのカウボーイが13MWZを試したと米国公式の年表にあります。
日本ではエドウインがライセンスで展開し、2023年3月には直営1号店をMIYASHITA PARKに開きました。
エドウインの発表では「11MWZは13MWZへと品番を変更していく」と説明され、1951年・1958年・1964年のモデルを復刻したARCHIVEが出ています(1951年と1958年のモデルは日本製)。
Wranglerの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| ARCHIVE 11MWZ 1964 MODEL | 35,200円 |
| ARCHIVE 11MW 1951 MODEL/11MWZ 1958(日本製) | 各35,200円 |
| ARCHIVE 111MJ JACKET 1951 MODEL ほか | 各59,400円 |
| 12MJZ CHAMPION JACKET(限定復刻、日本製) | 69,300円 |
▶ Wranglerを買う前の段取り
・復刻のARCHIVEは、ジーンズ35,200円、ジャケット59,400円(エドウインの発表、税込)
・EDWIN公式通販の商品ページで、価格と在庫を見る
出典:Wrangler「History」、エドウインの発表(2025年12月10日)、同(2026年9月10日)
【ワークブーツ6】レッド・ウィングからホワイツまで

ワークの服をそろえても、足元がスニーカーだと軽く見えます。逆に、ワークブーツを1足持つと、服が手ごろでもワークの雰囲気がまとまります。
この章では、ワークブーツのブランドを6つ紹介します。代表アイテムの価格は3万円台から20万円台まで開きがあるので、対数の目盛りでくらべました。
12. RED WING(レッド・ウィング)|農家の靴から始まった、ワークブーツの代名詞

レッド・ウィングは1905年、ミネソタ州の町レッドウィングで、チャールズ・ベックマンが小さなレンガ造りの靴工場を建てて始めました。
日本の公式は「ファーマー達に向けて堅牢な靴を作る事から」始まったと説明しています。
モックトゥの8インチブーツ877は1952年に開発され、6インチの875はその数年後に出ました(公式の年表)。今の商品名は「6-inch Classic Moc」です。
名前の由来では、アイアンレンジャーが鉄鉱石の産地「アイアンレンジ」の鉱夫、ポストマンが郵便配達人の靴です。
日本で売っているワークブーツはすべてグッドイヤーウェルト製法で、ソールの張り替えを公式で受けています(通常のソール交換で約1か月半)。
RED WINGの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| 6-inch Classic Moc(875) | 59,180円 |
| 6-inch Classic Round(8165) | 55,880円 |
| Iron Ranger(8111) | 66,660円 |
| Postman Oxford(101) | 66,660円 |
| Beckman(9423) | 74,800円 |
| Mink Oil(手入れ用) | 1,320円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 全国一律770円(税込10,000円以上で無料) |
| 交換 | サイズ交換は到着後7日以内に連絡、再販できる状態のみ(返送料はお客様負担) |
▶ RED WINGを買う前の段取り
・自分の足のサイズ(cm)に近いサイズから試す(公式は「通常の足のサイズに最も近いサイズ」から。スニーカーと比べるとやや大きめの作り)
・ラスト(靴の形の番号)でサイズ感が変わる。ベックマンは0.5サイズ上げる例を公式が注記している
・買ったらオイルとブラシも一緒に(オイル1,320円〜、ブラシ1,650円)
出典:RED WING「OUR STORY」、同「FAQ」、同「ご利用ガイド」、同「MEN」一覧
13. CHIPPEWA(チペワ)|伐採と鉄道の人のために、1901年から

チペワは1901年、ウィスコンシン州チペワフォールズのリバーストリートの小さな工場で始まりました。米国公式は「伐採の人、鉄道の人、機関士、労働者」のために作ってきたと書いています。
エンジニアブーツについて、米国公式は「元祖を生んだ」と説明し、1970年代には履き口にクッションを入れた最初のワークブーツを出したとしています。
今はバークシャー・ハサウェイ系のJustin Brandsのグループです。
日本ではABC-MARTと、ABC-MARTが運営するSTUMPTOWNで売られています。
CHIPPEWAの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| CHIPPEWA 1901M00 11-IN HIGHLANDER(オイルドレザー、グッドイヤーウェルト、米国製) | 41,800円 |
▶ CHIPPEWAを買う前の段取り
・ABC-MARTには「≪アウトレット≫」と付いたチペワの商品もある。商品名の表示を見る
・米国製かどうかを商品表示で確かめる
出典:CHIPPEWA「About us」、STUMPTOWN(11-IN HIGHLANDER)
14. WHITE’S BOOTS(ホワイツブーツ)|空から火事場へ飛ぶ森林消防の「スモークジャンパー」

ホワイツは、ワシントン州スポケーンのブーツメーカーです。米国公式は、ホワイト家の靴づくりを1853年からの物語として紹介しています。
代表作のスモークジャンパーは、1939年に米国森林局の隊員が最初の版を履いたと米国公式にあります。
日本の販売ページは名前の由来を「空から火災現場へ飛び込む森林消防隊」と説明しています。
作り方は手作業のステッチダウンで、日本公式のFAQは「全ての工程で職人の手作業」と書いています。日本では、公式サイトのオンラインストアのリンク先がSTUMPTOWNです。
WHITE’S BOOTSの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| 【WHITE’S】6″ SMOKE JUMPER(ホーウィン社クロムエクセル) | 264,550円 |
| 【WHITE’S】5” SEMI-DRESS(BLACK CX) | 257,950円 |
| 【WHITE’S】10” SMOKE JUMPER BLACK | 261,250円 |
▶ WHITE’S BOOTSを買う前の段取り
・日本公式サイトの一覧価格ではなく、STUMPTOWNの価格で予算を組む
・修理は可能だが、期間は通常の生産と同じ4〜5か月ほど(日本公式FAQ)
出典:WHITE’S「Our Legacy」、WHITE’S BOOTS JAPAN「FAQ」、STUMPTOWN「WHITE’S」
15. Danner(ダナー)|1979年に世界初のゴアテックスのブーツを出した

ダナーは1932年、チペワフォールズでチャールズ・ダナーが「安い仕事用ブーツ」を5人の労働者と作り始めたブランドです。のちに樵(きこり)の作業靴のメーカーになりました。
1979年に、世界で初めてゴアテックスを使ったブーツとしてダナーライトが生まれたと、日本の公式は説明しています(販売は翌年から)。
ダナーライトはダナー式ステッチダウン製法で、ポートランドの工場で作っていると、2019年の40周年の記事で紹介されています。
日本の輸入販売総代理店は株式会社エービーシー・マートで、正規の通販はSTUMPTOWNです。
Dannerの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| DANNER LIGHT(30440)KHAKI | 104,500円 |
| DANNER FIELD | 31,900円 |
| DANNER FIELD LOW | 30,800円 |
| D214300 POSTMAN(日本製) | 36,300円 |
▶ Dannerを買う前の段取り
・ダナーライト(米国製)とダナーフィールドで、価格が3倍ほど違う
・雨の日用ならゴアテックスかどうかを商品表示で見る
出典:Danner「ABOUT」、同 DANNER LIGHT、同 お手入れ
16. Timberland(ティンバーランド)|1973年の防水レザーブーツ、通称「イエローブーツ」
ティンバーランドの6インチブーツは、1973年に生まれました。
日本の公式は「世界初の完全防水レザーブーツとして誕生し」と説明し、「アウトドアでの過酷な労働から生まれた」とも書いています。
日本の運営はVFジャパン株式会社で、公式通販で買えます。定番のウィート(小麦色)のヌバックは、30,800円です。
レッド・ウィングの875の半額ほど、ダナーライトの3分の1ほどで、防水のワークブーツを試せるのが強みです。
Timberlandの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| 【定番】6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ(ウィート) | 30,800円 |
| 6インチ ウォーター レジスタント ブーツ(通常価格。10/18はセールで18,480円) | 23,100円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 全国一律660円(税込13,000円以上で無料) |
| 返品 | 不良・誤配送は到着後14日以内の連絡で交換 |
▶ Timberlandを買う前の段取り
・ヌバックは水に強い加工でも、汚れは付く。防水スプレーを一緒に
・送料無料は13,000円から。ブーツ1足で届く
出典:Timberland「ICONIC」、同「THE ORIGINAL」、同 6インチ プレミアム
17. WOLVERINE 1000 Mile(ウルヴァリン 1000マイル)|「1000マイル持つ」から名付けた、1914年の細身ブーツ
ウルヴァリンは1883年、G.A.クラウスがミシガン州で始めた小さな皮なめし工場がはじまりです。
1903年にはロックフォードの新しい工場で1日300足のブーツを作り、今もロックフォードを本拠にしています。
1000マイルブーツは「1000 miles of wear」から名付けられ、米国公式は最初のモデルが1914年に出たと書いています。
今の1000マイルは、シカゴのホーウィン社のクロムエクセルレザーとグッドイヤーウェルトで作られ、ソールの張り替えができます。
日本の公式通販は示されておらず、米国公式か輸入店で買う形です。
▶ WOLVERINE 1000 Mileを買う前の段取り
・米ドル表示。関税と送料を足して比べる
・輸入店で買うときは「並行輸入品」の表示と修理の受付を確かめる
出典:WOLVERINE「Our Story」、同 1000 Mile Plain-Toe Original Boot
▶ ワークブーツの選び方
はじめての1足なら、防水のティンバーランド(30,800円)か、ソールを張り替えられるレッド・ウィング(6-inch Classic Round 8165で55,880円)。
ステッチダウン製法のダナーやホワイツは、作り方の違いを知ってから選ぶと納得して買えます(製法の章を参照)。
【ヨーロッパのワーク4】英国とフレンチワーク

ヨーロッパにも、農場や工房で働く人の上着から始まったブランドがあります。フランスのワークジャケットは、ブルターニュやブルゴーニュの農業労働者の服でした。
4ブランドとも日本の正規取扱は公式に示されていないか、2026年に直営店ができたばかりです。価格は、公式に外貨の表示があるブランドはその額で紹介します。
18. Universal Works(ユニバーサルワークス)|2009年英国生まれ、ベーカーズジャケットで知られる

ユニバーサルワークスは2009年、デザイナーのデイビッド・キート(David Keyte)がイギリスのノッティンガムで始めたブランドです。
公式は「make real, honest clothing」を掲げています。
父や叔父が仕事着を着る姿を見て育ったことが出発点だと、公式が書いています。作業着をそのまま復刻するのではなく、今の服として作り直すタイプです。
日本では2026年8月28日、阪急メンズ東京の6階に日本初の直営店ができました(FASHIONSNAP)。
▶ Universal Worksを買う前の段取り
・日本の直営店か、扱っているセレクトショップで円の価格を見る
・サイズはXS〜XXXLのアルファベット表記(商品によってS〜XXXL)。手持ちの上着と肩幅で比べる
出典:Universal Works「About us」、FASHIONSNAP(2026年8月28日)
19. Le Laboureur(ル・ラブルール)|ブルゴーニュの農業労働者に売った、フレンチワークジャケット
ル・ラブルールは1956年、イタリアから来た若いプリモ・ゼランティが、南ブルゴーニュの市場で農業労働者向けの服を売ったのが始まりです。工房をディゴワンに置きました。
公式は今も「Nous fabriquons en France(フランスで作っています)」と書き、作業用のジャケット(ヴェストン)とパンツを看板にしています。
いわゆる「フレンチワーク」の青いジャケットは、アメリカのダックやデニムのカバーオールとは違う、農業の現場から生まれた上着です。
▶ Le Laboureurを買う前の段取り
・日本の取扱店ごとに価格が違う。円の表示で比べる
・サイズは公式のサイズガイドの寸法を見て選ぶ
出典:Le Laboureur「Histoire」、同「Nos emblématiques」
20. VETRA(ヴェトラ)|1927年パリから、100%フランス製の作業着
ヴェトラは1927年、エドゥアール・ベーレンスがパリのサン・ルイ島で始めました。工房は母からの結婚祝いだったと公式が書いています。
最初はエプロンとオーバーオールを作り、のちに男性の作業着をひとそろい作りました。1930年にフランス北部のランベルサールへ移り、1939年には軍服も作っています。
公式は「100% made in France since 1927」を掲げ、同じ一家が自社工場で作り続けています。
▶ VETRAを買う前の段取り
・ユーロ表示。送料と関税を足して比べる
・ツイル・ヘリンボーン・モールスキンで季節が変わる
出典:VETRA「Our history」、VETRA 公式
21. Le Mont Saint Michel(ル モンサンミッシェル)|ブルターニュとノルマンディーの農業労働者の上着
ル モンサンミッシェルは、公式に「Since 1913」と書くフランスのブランドです。
ワークジャケットは、ブルターニュとノルマンディーの農業労働者や職人のために作ったと公式が説明しています。
当時新しかった綿のモールスキンを使い、コロゾ(象牙ヤシの種子)のボタンと番号入りのラベルが付きます。
生地は今もフランスの同じ工房で織り、縫製はヨーロッパで行っています。
▶ Le Mont Saint Michelを買う前の段取り
・日本で買うなら取扱店の円の価格で比べる
・ツイルかモールスキンか、生地の名前を商品表示で見る
出典:Le Mont Saint Michel「The history of the work jacket」
ヨーロッパのワークジャケットは、スラックスに合わせても浮きにくいので、仕事着に取り入れる人にも向きます。
きれいめの合わせ方は、ビジネスカジュアルのメンズブランドやスラックスのおすすめブランドもどうぞ。
【日本のワーク5】ウエス・ウエアハウスなど日本製

日本のワークブランドは、アメリカの古い作業着を研究して、生地や縫い方から作り直すところに特徴があります。この章の5ブランドは、どれも日本製の商品を公式通販や正規店で買えます。
代表アイテムの価格は2万円台から6万円台と、アメリカの定番ワークより上になります。そのぶん、生地のオンスや織機、ミシンまで公式が説明しているのが特徴です。
22. UES(ウエス)|「ボロ布になるまで着てほしい」大阪のデニムとワーク

ウエスは大阪の株式会社オナーズのブランドで、会社の設立は1977年2月です。名前は機械の汚れを拭く布「ウエス」から付けました。
公式は「ウエス(ボロ布)になるまで、愛着を持って着続けて欲しい」と書いています。作業着の考え方を、そのままブランドの名前にした例です。
看板の400シリーズのジーンズは14.9オンスのブラウンコットンデニムで日本製。デニムのカバーオールやダブルニーのパンツもそろいます。
UESの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| REGULAR STRAIGHT Denim Pants(400、日本製) | 30,580円 |
| DENIM COVERALLS(日本製) | 30,800円 |
| WORK COAT | 35,200円 |
| Double Knee Pants Denim | 29,480円 |
| All In One(オールインワン、日本製) | 42,680円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 返品 | 受け取りから1週間以内。使用した物・裾上げした物・未洗いのデニムを自分で洗った物は不可 |
▶ UESを買う前の段取り
・ノンウォッシュか洗い済みか。縮みを見込んでサイズを選ぶ
・サイズによって売り切れがある。欲しいサイズの在庫を先に見る
出典:UES「会社概要」、同「ABOUT」、UES OFFICIAL ONLINE SHOP「Guide」
23. WAREHOUSE(ウエアハウス)|1930年代の生地を研究して作る、復刻のワークとデニム

ウエアハウスは1995年に創立した、ヴィンテージの忠実な復刻を軸にするブランドです。
Lot 1001XXは「1930年代のデニムバナー」を解体して研究した生地だと、公式が説明しています。
ワークでは、1930年代末〜40年代初めのアイアンワーカー(鉄の仕事をする職人)の作業ズボンをもとにした「Ironworkers Trousers」(36,300円、10/18は売り切れ表示)などがあります。
販売は株式会社ダブルワークスで、公式通販は送料1,000円(沖縄・離島は2,300円)、税込10,000円以上で無料です。返品はなく、交換は到着後7日以内です。
WAREHOUSEの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| Lot 800XX(14.5oz) | 29,700円 |
| Lot 221(BIG E MODEL) | 25,300円 |
| Lot JG-12 Ironworkers Trousers(売り切れ表示) | 36,300円 |
| Lot 4601 無地Tシャツ | 7,370円 |
▶ WAREHOUSEを買う前の段取り
・返品はできない。交換は到着後7日以内
・送料無料の金額はページによって表記が違うことがある。注文の画面で確かめる
出典:WAREHOUSE「BRAND」、同「FACTORY DENIM」、同 Ironworkers Trousers
24. orSlow(オアスロウ)|ワークとミリタリーの定番を、古いミシンで縫う

オアスロウは兵庫県西宮市の有限会社ベースデニムプロダクツのブランドです。19〜20世紀に生まれた服、とくにワークとミリタリーの定番服をもとにしています。
アトリエではUnion SpecialやSingerなどの古いミシンを手入れしながら使っていると、公式のブランドストーリーにあります。
公式の通販はなく、公式サイトの取扱店一覧に載る正規店で買います。正規店のクマドリストアでは、オックスフォードのカバーオールが36,300円です。
orSlowの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| RELAX FIT OXFORD COVERALL(日本製) | 36,300円 |
| RELAX FIT CHAMBRAY WORK SHIRT(日本製) | 23,980円 |
| US ARMY REGULAR FIT FATIGUE PANTS | 23,980円 |
▶ orSlowを買う前の段取り
・公式サイトの「取り扱いストア一覧」に載っている店で買う
・色によっては「残り1点」の表示が出る。在庫数を見る
出典:orSlow「ABOUT」、同「BRAND STORY」、同「STORE」、クマドリストア
25. POST O’ALLS(ポストオーバーオールズ)|第二次世界大戦より前のアメリカのワークを、ニューヨークから
ポストオーバーオールズは、デザイナーの大淵毅がニューヨークで始めたブランドです。
公式は「pre-WWII American workwear」、第二次世界大戦より前のアメリカのワークを今の感覚で提案する、と書いています。
代表作の#1102 Engineers’ Jacketは、1930年代の上等なカバーオールを目標にした2つ目のカバーオールで、1993年のファーストコレクションで発表されたと商品ページにあります。
公式通販は円で表示し、価格は税抜です。
POST O’ALLSの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| #1102-01 Engineers’ Jacket(10oz デニム、日本製) | 66,000円 |
| #1301-01 ARMY Pants(10oz デニム、日本製) | 44,000円 |
| #1206-11R No.6 Shirt(シャンブレー、日本製) | 39,600円 |
▶ POST O’ALLSを買う前の段取り
・税抜表示なので、予算は1.1倍で考える
・「Few left」の表示が出ている商品がある。サイズを先に見る
出典:POST O’ALLS「About」、同 Engineers’ Jacket
26. TCB jeans(ティーシービー ジーンズ)|岡山・児島の縫製工場が作る、チョアコートとオーバーオール
TCB jeansは、岡山県倉敷市児島の縫製工場から生まれたブランドです。創業者の井上一さんが27歳のときに「TCB」の社名で縫製工場を設立したと、公式が書いています。
公式の言葉は「ただジーンズを作るのではなく、“ジーンズのある生活”を作る。」。1階が工場、2階が店という作りです。
BLACK CAT JACKETは1920年代のBlack Bear社のチョアジャケットを参考にしたもので、今はBlack Bearと協業しています。
TCB jeansの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| Cat A Log Chore Coat Indigo Herringbone(10oz デニム) | 34,100円 |
| BLACK CAT JACKET | 28,600円 |
| Wrecking Crew Pants(デニムオーバーオール、日本製) | 22,000円 |
| TCB HANDYMAN PANTS DENIM | 22,000円 |
▶ TCB jeansを買う前の段取り
・サイズの表記は34〜44などインチ系。胸囲で選ぶ
・小さいサイズから売り切れることがある
出典:TCB jeans「About」、TCB jeans 公式通販
日本製のブランドをもっと広く知りたいときは、日本製のメンズブランドのまとめも参考にしてください。
【手ごろに始める3】GAP・ライトオン・ワークマン

ワークの服を試すのに、最初から2万円、3万円の服を買う必要はありません。この章では、1万円以内でワークの雰囲気を試せる店を3つ紹介します。
27. GAP(ギャップ)|リーバイスを売る店から始まった、カーキの定番

GAPは1969年、サンフランシスコでジーンズ探しを楽にする店として始まりました。最初の商品はメンズのリーバイスのジーンズなどだったと、会社の歴史にあります。
1993年にはカーキパンツの広告を打ち、今もカーキ(チノ)パンツは定番です。日本の1号店は1995年に開きました。
ワーク系の服を1万円以内で試したいとき、カーキのワークパンツは合わせる相手を選びません。
GAPの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| リラックスフィット カーキパンツ | 7,990円 |
| ヘビーウェイト ツイル バギー カーキパンツ | 9,990円 |
| リラックスバギー カーゴパンツ | 9,990円 |
| バギーカーキパンツ | 10,900円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 返品 | 注文日から30日以内(お客様都合は返送料525円を差し引き) |
▶ GAPを買う前の段取り
・セールの期間と対象を、商品ページで見る
・返品は30日以内。お客様都合は返送料525円を引かれる
出典:Gap Inc.「History」、GAP「メンズ パンツ」
28. Right-on(ライトオン)|ジーンズの専門店で、ディッキーズやリーをまとめて買う

ライトオンは、会社の概要で「ジーンズを中核アイテムとしたカジュアルウェアを販売する専門店」と説明している会社です。設立は1980年4月です。
2026年3月1日からワールドの完全子会社になり、公式の通販は「ワールド オンラインストア」へ移りました(WWDJAPAN、会社の移転案内)。
ディッキーズの874のデニム版(8,800円)や、リーのペインターパンツ(14,300円)など、ワークのブランドをまとめて見られます。
Right-onの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| Dickies「874」デニムワークパンツ(綿100%) | 8,800円 |
| Lee ペインターパンツ(LM7288-300) | 14,300円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 税込10,000円以上で全国一律無料。未満は600円 |
| 返品 | 到着後10日以内。ただしDickies・Leeの商品ページは「返品不可」の表示 |
▶ Right-onを買う前の段取り
・商品ページに「返品不可」とあるかを見る
・送料無料は10,000円から。パンツ2本でとどく
出典:ライトオン「会社概要」、WWDJAPAN、ワールド オンラインストア「送料」、同「返品」
29. WORKMAN(ワークマン)|「職人の店」から、街着の「ワークマンプラス」へ
ワークマンは1980年、群馬県伊勢崎市に「職人の店 ワークマン」の1号店を開いたのが始まりです。店舗は1,094店(2026年3月末)です。
2018年に新業態「WORKMAN Plus」を出し、IRでは「客層拡大を目的とした新業態店舗」と説明しています。製品の軸は「高機能×低価格」です。
作業服のパンツは1,900円の品からあり、作業ズボンのダブルインパクト カーゴパンツは2,500円です(10/18、ワークマン オンラインストアの表示)。
ワークの雰囲気を最初に試すなら、いちばん出費をおさえられる選択肢です。
WORKMANの代表的な商品と価格
| 商品 | 価格 |
|---|---|
| プロコア(R)ヘビーオンスストレッチデニムジョガーパンツ | 3,990円 |
| ダブルインパクト カーゴパンツ(作業ズボン) | 2,500円 |
| マジックデニムパンツ | 1,900円 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 送料 | 宅配850円(1万円以上で無料)。店舗受け取りは無料 |
| 返品 | 交換なし。14日以内の返品のみ(裾上げした物などは不可) |
▶ WORKMANを買う前の段取り
・店舗受け取りにすると送料がかからない
・交換がないので、ウエストは店で試す
出典:ワークマン「歴史・沿革」、同「企業概要」、ワークマン オンラインストア「ご利用ガイド」
通販でまとめて買うときの店選びは、メンズファッション通販サイトのまとめにもあります。
【価格の比較】ワークパンツ・ジャケット・ブーツはいくら?

この記事で取り上げたワークパンツは、2,500円から4万円台まで開きがあります(ワークマンの作業服のパンツは1,900円の品から)。
ここでは、パンツ・ジャケット・ブーツの3つに分けて、この記事で取り上げた商品の価格を並べました。
パンツは1万円台、ジャケットは2〜4万円台、ブーツは3〜7万円台が、この記事の商品の中心です。
パンツは、ワークマンのカーゴ(2,500円)から、ポストオーバーオールズのARMY(44,000円)まで。日本製のダブルニーやファティーグは2万円台です。
1万円台に、UO・リー・リーバイス・ベンデイビスの4ブランドが集まっています。
ワークジャケットのおすすめブランド比較
| ブランド | 商品 | 生地 | 生産国 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| UO | COVERALL | ポリエステル65%・綿35% | 中国 | 14,300円 |
| リー | DUNGAREES ロコジャケット | デニム(91-Jがもと) | — | 18,700円 |
| ディッキーズ | ダックフォートワースジャケット | 綿100%ダック | — | 19,800円 |
| TCB | Cat A Log Chore Coat | 10ozデニム | — | 34,100円 |
| ウエス | DENIM COVERALLS | 綿100%デニム | 日本 | 30,800円 |
| オアスロウ | RELAX FIT OXFORD COVERALL | 綿100% | 日本 | 36,300円 |
| カーハート WIP | Detroit Jacket | Dearbornキャンバス 12oz | — | 40,700円 |
| フィルソン | Mackinaw Model C | 綿79%・麻21% | 日本 | 59,950円 |
| ポストオーバーオールズ | #1102 Engineers’ Jacket | 10ozデニム | 日本 | 66,000円 |
「—」は商品ページに生産国の表示がないもの。価格は税込(ポストオーバーオールズは税抜表示に10%を足した額)。
ジャケットは、ユニバーサルオーバーオールのカバーオール(14,300円)が最も手ごろで、カーハート WIPのダックのジャケットが4万円前後。
ラングラーの復刻(59,400円)、フィルソンの日本企画(59,950円)、ポストオーバーオールズ(66,000円)は6万円前後です。
ブーツは、ティンバーランドとダナーフィールドが3万円台、レッド・ウィングが5〜7万円台、ダナーライトが10万円台、ホワイツが20万円台です。
【予算別】1万・3万・6万・10万円でそろえるワーク

ワークの服は、何から買うかで予算の配分が変わります。ここでは、この記事の商品だけで組んだ4つの予算の例を紹介します。
| 予算 | 組み合わせ | 合計 |
|---|---|---|
| 1万円台で始める | ディッキーズ 874+カーハート WIP ビーニー | 12,650円 |
| 3万円以内で上下ワーク | UO カバーオール+UO ペインターパンツ | 28,380円 |
| 6万円前後でブーツまで | ティンバーランド 6インチ+リーバイス 568 カーペンター+リー DUNGAREES ワークシャツ | 56,100円 |
| 10万円台で長く使う | レッド・ウィング 875+カーハート WIP デトロイト+ディッキーズ 874 | 107,580円 |
最初の1点で迷ったら、パンツから買うのがおすすめです。ワークのパンツは無地のTシャツにもシャツにも合うので、手持ちの服を生かせます。
上着は、パンツの色が決まってから選ぶと失敗しにくくなります。
ベージュのペインターパンツなら紺のカバーオール、黒の874ならブラウンのダック、という具合に、上下で色の濃さを変えるのが基本です。
【目的別】街着・きれいめ・雨の日・DIYの選び方

同じワークでも、何に着るかで選ぶブランドが変わります。4つの目的に分けて、この記事のブランドを当てはめました。
| 目的 | 合うアイテム | この記事のブランド |
|---|---|---|
| 街着 | 874、ダックのジャケット、ワークパンツ、カーキパンツ | Dickies・Carhartt WIP・BEN DAVIS・GAP |
| きれいめ | シャンブレーシャツ、エンジニアズジャケット、ベーカーズジャケット、細身のブーツ | FILSON・POST O’ALLS・Universal Works・WOLVERINE 1000 Mile |
| 雨の日 | 防水のレザーブーツ、ゴアテックスのブーツ | Timberland・Danner |
| DIY・庭仕事 | ダブルニー、カーゴ、作業ズボン | Carhartt WIP・Levi’s・Dickies・WORKMAN |
【アイテム図鑑】ペインター・ダブルニー・カバーオールの違い

ワークの服には、作業の内容から生まれた形があります。名前と形の関係を知っておくと、ブランドの説明が読みやすくなります。
とくに迷いやすいのが「カバーオール」です。辞書(デジタル大辞泉)は「つなぎになった服の一種で、特に袖つきの上着とパンツがひとつなぎになったもの。」と説明しています。
一方、日本のアメカジやワークの店では、作業用の上着をカバーオールと呼ぶことがあります。カーハート WIPの日本の公式通販も、ミシガンコートの説明で「カバーオール」と書いています。
この記事では、上着の意味で使うときは「カバーオール(ワークジャケット)」と書きました。
| アイテム | はじめての1点の候補 | 価格 |
|---|---|---|
| ペインターパンツ | UO PAINTER PANTS | 14,080円 |
| ダブルニー | ディッキーズ ダブルニーワークペインターデニムパンツ | 15,400円 |
| カバーオール | UO COVERALL | 14,300円 |
| チョアコート | TCB Cat A Log Chore Coat | 34,100円 |
| オーバーオール | TCB Wrecking Crew Pants | 22,000円 |
| ワークシャツ | リー DUNGAREES ワークシャツ | 9,900円(Lee公式の特集ページ) |
| ワークブーツ | ティンバーランド 6インチ | 30,800円 |
出典:コトバンク「カバーオール」、同「オーバーオール」、同「ワークブーツ」、Carhartt(ダブルニー)、Carhartt「About」
【生地図鑑】ダック・デニム・ヒッコリー・シャンブレーとオンス

ワークの服は、生地の名前と重さで性格が決まります。ここでは、辞書の定義とメーカーの表示をもとに、ワークでよく使う生地をまとめました。
| 生地 | 辞書・公式の説明 | この記事のブランドの例 |
|---|---|---|
| ダック(キャンバス) | 「木綿糸を使った目の詰んだ重めの綿織物。」(日本大百科全書)。ズック・キャンバスとも呼ぶ | カーハート WIP・ディッキーズ(ダックの上着)・ポインター |
| デニム | 「縦糸に色糸、横糸に漂白した糸を用いた、綾織りの厚地の綿布」(デジタル大辞泉) | リーバイス・ウエス・ウエアハウス |
| シャンブレー | 「縦糸は色糸、横糸は白糸で平織りにした織物。」(デジタル大辞泉) | フィルソン・オアスロウ・ポストオーバーオールズ |
| ヒッコリーストライプ | リーの公式は「汚れが目立たないストライプ生地」と紹介 | リー・スタンレイ・ウエス(オールインワン) |
| ツイル(綾織り) | 「織物の基本組織の一つ。斜文織。」(精選版 日本国語大辞典) | ディッキーズ 874(TCツイル)・ベンデイビス |
| モールスキン | ル・ラブルールは綿の生地として紹介。ル モンサンミッシェルは当時新しかった綿のモールスキンを使った | ル・ラブルール・ル モンサンミッシェル・ヴェトラ |
デニムとシャンブレーは、どちらも縦糸が色糸・横糸が白糸ですが、デニムは綾織り、シャンブレーは平織りです。辞書の定義を並べると、この違いがはっきりします。
オンスは「1平方ヤードあたりの生地の重さ」。1オンスは約33.9g/㎡です。
リーバイスの公式は、生地の重さを「1平方ヤード当たりのオンスで測定した数値」と説明しています。
1オンス(28.349523125g)と1平方ヤード(0.83612736㎡)の定義値から計算すると、1オンスは約33.9g/㎡になります。
同じワークでも、874の8.5オンスと、ウエスの400の14.9オンスでは、生地の重さが約1.75倍違います。
同じ綿の生地なら、オンスが大きいほどしっかりした手ざわりになり、季節や重ね着に合わせて選ぶときの目安になります。
カーハート WIPのデトロイトジャケットの「Dearborn Canvas」(12オンス)は、リーバイスの区分で言えばライトとヘビーの中間です。
米国のカーハートは、ダブルニーなどの12オンスのダックを「firm-hand」と説明していて、着はじめはかための手ざわりです。
出典:コトバンク「ダック」、同「デニム」、同「シャンブレー」、同「綾織」、Lee「DUNGAREES」、リーバイス「デニム用語辞典」、NIST Handbook 44 Appendix C
【ワークブーツの基本】グッドイヤーとステッチダウンの違い

ワークブーツの価格の差は、革だけでなく作り方(製法)からも生まれます。この記事のブーツは、主にグッドイヤー・ウェルト式とステッチダウン式の2つに分かれます。
| 製法 | 辞書・公式の説明 | この記事のブーツ |
|---|---|---|
| グッドイヤー・ウェルト式 | 甲と中底のリブとウェルトを縫い合わせ、ウェルトに表底を縫い付ける(日本大百科全書)。レッド・ウィングは「ソールを張り替えて長く履ける」と説明 | レッド・ウィング・チペワ・ウルヴァリン |
| ステッチダウン式 | 「甲部周辺を外側に折り出し、甲と底革を縫い合わせる。」(日本大百科全書) | ダナー(ダナー式ステッチダウン)・ホワイツ(手縫い) |
| セメント式 | 「甲、中底、表底を接着剤によって張り合わせるもの。」(日本大百科全書) | スニーカーなどに使われる方法(参考) |
グッドイヤー・ウェルト式は、日本大百科全書が「もっとも古い機械による製靴法」と書く方法です。
レッド・ウィングの公式は、日本で売っているワークブーツはすべてこの製法で、ソール交換は通常約1か月半と案内しています。
ステッチダウン式は、甲の革を外側に折り出して底と縫う方法です。ダナーは「ダナー式ステッチダウン製法」、ホワイツは手縫いのステッチダウンを看板にしています。
ホワイツの修理は、日本公式のFAQで4〜5か月ほどかかるとしています。
出典:コトバンク「靴」(日本大百科全書)、RED WING「OUR STORY」、同「修理」、WHITE’S BOOTS JAPAN「FAQ」、Danner「DANNER LIGHT」
【サイズの選び方】874・カーハート・ブーツの目安

ワークの服は、ブランドによってサイズの考え方が違います。公式が出しているサイズ表と説明をもとに、3つのポイントをまとめました。
① ディッキーズ 874:表記より体のウエストが小さい
米国公式の874のサイズ表は、表記のサイズごとに「推奨するウエスト」を載せています。測る位置は「腰骨の上、シャツの上から」です。
| 874の表記 | 推奨のウエスト(インチ) | cmの目安(1インチ=2.54cm) |
|---|---|---|
| 28 | 26 | 約66cm |
| 30 | 28 | 約71cm |
| 32 | 30 | 約76cm |
| 34 | 32〜33 | 約81〜84cm |
| 36 | 34〜35 | 約86〜89cm |
| 38 | 36 | 約91cm |
出典:Dickies(米国)874 Size Chart。cmは計算した目安です。
② カーハート:迷ったら大きい方
米国のカーハートのサイズガイド(Carhartt Reworked)は、パンツのフィットを「Straight」「Relaxed」「Loose」の3つに分け、Looseを「the most room to move」と説明しています。
サイズの間に入ったときは「buy the larger size」です。
日本の公式通販で買えるカーハート WIPは、ヨーロッパ・アジア向けのラインです。米国のサイズガイドとは別のものなので、WIPは手持ちの服の寸法とくらべて選びましょう。
出典:Carhartt Reworked「Size Guide」
③ ワークブーツ:ふだんのサイズから試す
レッド・ウィングの公式FAQは、まず「ご自分の通常の足のサイズに最も近いサイズ」を選び、両足で試して店内を歩くよう案内しています。
ワークブーツは「やや大きめ」の作りで、やや厚手の靴下で合わせ、履くと革が柔らかくなって少し伸びるとも説明しています。
| USサイズ | cmの目安 |
|---|---|
| US 7 | 25.0cm |
| US 8 | 26.0cm |
| US 9 | 27.0cm |
| US 10 | 28.0cm |
| US 11 | 29.0cm |
レッド・ウィング・ティンバーランド・STUMPTOWN(ダナー、ホワイツ、チペワ)の商品ページは、いずれもUS 9=27.0cmの表記。
【コーデ】ワーク系ファッションの組み合わせ6

ワークの服を「作業着」に見せないコツは、色の数をしぼることと、ワークの服を全身に使いすぎないことです。この記事のブランドで組める6つの組み合わせを、色の図で紹介します。
ワーク系ファッションとは
ワーク系ファッションは、ダックのジャケット、ペインターパンツ、ワークブーツなど、作業着の形や生地をふだんの服に取り入れる着方です。
辞書(デジタル大辞泉)は、作業服や事務服のデザインを一般の服に取り入れたスタイルを「ワークルック」と呼んでいます。
アメカジ(アメリカンカジュアル)の中では、ワークの服を中心に組む着方を「アメカジ ワークスタイル」と呼ぶこともあります。
王道のアメリカンワークのコーデ
ブラウンのダックジャケットに、黒の874、赤茶のブーツ。色を3つにしぼる。
ジャケットとブーツが茶系なので、パンツは黒にして全体を引き締めます。874は裾に向かって少し細くなる作りなので、ブーツの上でたまりすぎません。
きれいめのワークのコーデ
紺のカバーオールに、黒のスラックスとポストマン。ワークは上着の1点だけ。
カバーオールのポケットやステッチが、スラックスの上で程よいアクセントになります。足元を短靴にすると、仕事の日にも着られます。
フレンチワークのコーデ
青いワークジャケットに白T、ベージュのチノと白いスニーカー。春と秋に。
アメリカのワークより色が軽く見える組み合わせです。白とベージュの面積を広くとると、青いジャケットが映えます。
ペインターの休日のコーデ
生成りのペインターパンツに、紺のスウェット。足元はキャンバスのスニーカー。
生成りのパンツは明るい色なので、トップスを濃い色にして重さのつり合いをとります。
休日をもっと楽に過ごしたい日は、ペインターパンツのかわりにスウェットパンツを合わせる手もあります。スウェットパンツのおすすめブランド28選では、米国製の12オンスのキャンバーやチャンピオンなどを紹介しています。
上下デニムのコーデ
デニムのカバーオールと、濃い色のジーンズ。上下で色の濃さを変える。
上下を同じ濃さにすると作業着らしさが強く出るので、上を色落ちしたもの、下を濃い色にします。
雨の日のワークのコーデ
ネイビーのワークシャツとカーキのパンツに、防水の6インチブーツ。
防水のブーツなら、パンツの裾が多少濡れても足元は守れます。カーキとネイビーで色数をしぼると、ウィートのブーツが映えます。
| コーデ | ポイント |
|---|---|
| ① 王道のアメリカンワーク | 色をブラウン・黒・赤茶の3つに |
| ② きれいめのワーク | ワークの服は上着だけ。パンツと靴はふだんの服 |
| ③ フレンチワーク | 明るい青に、白とベージュで軽さを出す |
| ④ ペインターの休日 | 生成りのパンツに濃い色のトップス |
| ⑤ 上下デニム | 上下で色の濃さを変える |
| ⑥ 雨の日のワーク | 足元を防水ブーツに、ネイビーとカーキで色数をしぼる |
パーカーやロンTを合わせるなら、パーカーのおすすめブランドやロンTのおすすめブランドから無地のものを選ぶと、ワークの服が主役になります。
ワーク以外の系統と組み合わせたいときは、メンズファッションの系統の解説も参考にしてください。
【手入れ】ダック・デニム・ブーツを長く使うには

ワークの服とブーツは、手入れをすると長く使えます。ブランドが公式に出している手入れの説明をまとめました。
こまめなブラッシングが、ブーツの汚れやカビを防ぐと公式が説明
乾燥したら「ミンクオイル」または「オールナチュラル レザーコンディショナー」を薄く塗る。週1回ほどの街履きなら、年に数回が目安
乾いた布で水分を拭き取る。ドライヤーやストーブで急に乾かすと、縮みやひび割れの原因になる
ひもをゆるめて履き口を広げ、暗く涼しく風通しのよい場所に
「はじめに紐をとってから、ブラシで汚れ、泥をとる。」
汚れが残っていれば、クリーナーで落とす
「ドレッシングをアッパー全体に塗る。」
磨いたあと「仕上げに20-30cmほど離して、防水スプレーをかける。」
| 手入れの用品(レッド・ウィング公式通販) | 価格 |
|---|---|
| Mink Oil | 1,320円 |
| All Natural Leather Conditioner | 1,760円 |
| All Natural Boot Oil | 2,200円 |
| Brush | 1,650円 |
| Boot Care Cloth | 1,320円 |
デニムは、未洗いのまま買ったら、サイズを決めてから水に通しましょう。ウエスの公式通販は、未洗いのデニムを自分で洗った物は返品できないとしています。
ダックやデニムの作業着は、もともと汚れても働くための服です。少しの色あせや当たりは、ワークの服らしい表情として楽しめます。
出典:RED WING「FAQ」、同「CARE」、Danner「お手入れ」、UES OFFICIAL ONLINE SHOP「Guide」
【年表】作業着がファッションになるまで

ワークブランドの創業は、1850年代から1930年代のアメリカに集まっています。各ブランドの公式の表記をもとに、年表にしました。
| 年 | 出来事 | ブランド |
|---|---|---|
| 1853 | リーバイ・ストラウスがサンフランシスコで雑貨の卸を始める | Levi’s |
| 1873 | リベットでポケットを補強した「waist overalls」の特許。リーバイスは「ジーンズが誕生」とする | Levi’s |
| 1883 | ウルヴァリンがミシガン州で皮なめし工場を始める | WOLVERINE 1000 Mile |
| 1889 | カーハート(デトロイト)とリー(カンザス州サリナ)が創業 | Carhartt・Lee |
| 1897 | フィルソンがシアトルで、ゴールドラッシュの探検家の店を開く | FILSON |
| 1901 | チペワがウィスコンシン州チペワフォールズで創業 | CHIPPEWA |
| 1905 | レッド・ウィングがミネソタ州で創業 | RED WING |
| 1911 | リーがオーバーオールを自社で作り始める | Lee |
| 1913 | ポインターブランド(テネシー州)創業。ル モンサンミッシェルの「Since 1913」 | Pointer Brand・Le Mont Saint Michel |
| 1914 | フィルソンのクルーザーが特許。ウルヴァリンの最初の1000マイルブーツ | FILSON・WOLVERINE 1000 Mile |
| 1922 | ディッキーズが作業着の仕事へ | Dickies |
| 1923 | レッドキャップがビブオーバーオールの販売を始める | Red Kap |
| 1924 | ユニバーサルオーバーオールがシカゴで創業 | UNIVERSAL OVERALL |
| 1927 | ヴェトラがパリで創業 | VETRA |
| 1932 | ダナーがチペワフォールズで創業 | Danner |
| 1935 | ベンデイビスがサンフランシスコで創業 | BEN DAVIS |
| 1936 | リーバイスのトラッカージャケット「TYPEⅠ」が生まれ、労働者の「非公式な制服」に(リーバイスの年表) | Levi’s |
| 1939 | ホワイツのスモークジャンパーの最初の版を、米国森林局の隊員が履く | WHITE’S BOOTS |
| 1947 | ラングラーが始まり、ロデオのカウボーイが13MWZを試す | Wrangler |
| 1952 | レッド・ウィングがモックトゥの8インチブーツ877を開発 | RED WING |
| 1956 | ル・ラブルールがブルゴーニュで創業 | Le Laboureur |
| 1967 | ディッキーズ874が登場 | Dickies |
| 1969 | GAPがサンフランシスコで創業 | GAP |
| 1972 | スタンレイがテキサスでペインターパンツを作り始める | Stan Ray |
| 1973 | ティンバーランドの6インチブーツが生まれる | Timberland |
| 1979 | ダナーライト(ゴアテックスのブーツ)が生まれる | Danner |
| 1980 | ワークマンの1号店「職人の店 ワークマン」が群馬県に | WORKMAN |
| 1989 | カーハート WIPのラインが始まる | Carhartt WIP |
| 1995 | ウエアハウスが創立 | WAREHOUSE |
| 2009 | ユニバーサルワークスが英国で誕生 | Universal Works |
| 2018 | ワークマンが新業態「WORKMAN Plus」を出す | WORKMAN |
| 2026 | フィルソンの日本の販売がデイトナ・インターナショナルに。ユニバーサルワークスが日本初の直営店 | FILSON・Universal Works |
日本では、世界大百科事典が「大正時代ころから仕事着全般も洋風化した」と書いています。
アメリカのワークブランドについて、ユニバーサルオーバーオールの日本公式は「1980年代の第一次アメカジブームの際にはすでに上陸」していたと説明しています。
1990年代からは、ウエアハウスのように古い生地を研究して作り直す日本のブランドが加わり、2018年にはワークマンが街着の新業態を出しました。
作業着とファッションの距離は、時代ごとに近づいてきたと言えます。
出典:リーバイス「ヒストリー」、Lee「HISTORY」、コトバンク「作業服」、UNIVERSAL OVERALL「CONCEPT」、各ブランドの公式(ブランドの紹介に記載)
【現場の作業服との違い】ファッションのワークブランドとの線引き

「ワークブランド」で探すと、街で着るブランドと、工事現場などで着る作業服のメーカーの両方が出てきます。
作業服の店の通販では、メーカー別の一覧に寅壱やバートルなどと並んで、ディッキーズも載っています。
どちらが良い悪いではなく、目的が違います。違いを表にしました。
| くらべる点 | ファッションのワークブランド | 現場の作業服 |
|---|---|---|
| 目的 | 街で着る。作業着の形や生地を楽しむ | 現場で働く。動きやすさや安全を優先 |
| 生地の例 | 綿100%のダック・デニム(カーハート WIP、ウエスなど) | ポリエステル混(ワークマンの作業ズボンはポリエステル65%・綿35%) |
| サイズの表記 | インチ表記が中心(874、ダブルニー) | cm表記もある(ワークマンの作業ズボンはW73〜115) |
| 価格の例 | 7,000円台〜4万円台(874の7,700円から、カーハート WIPのデトロイト40,700円まで) | 1,900円から(ワークマンの作業服のパンツ) |
| 買う場所 | 公式通販・セレクトショップ | 作業服の店・ワークマン |
ワークマンは1980年に「職人の店」として始まり、2018年に街着の「WORKMAN Plus」を出しました。IRでは「客層拡大」と説明しています。
作業着の店が、ファッションの側へ広がった例です。
街で着るなら、現場の作業服を選ぶ場合も、色を黒や紺にしぼると作業着らしさが薄まります。
出典:蕨上田「ワークウェア(メーカー別)」、ワークマン「個人投資家の皆様へ」、ワークマン オンラインストア(ダブルインパクト カーゴパンツ)
【季節】ワークの服はいつ買う?家計調査で見る服の支出

服にお金を使う月には、はっきりした波があります。総務省の家計調査(2人以上の家庭)の「被服及び履物」の1か月の支出を、2024年と2025年で並べました。
2025年で支出が最も大きいのは11月の12,178円、最も小さいのは9月の7,329円でした。2025年の平均は月10,063円です。
春の3〜5月と、11〜12月に支出が増え、2月・8月・9月は8,400円以下にとどまっています。
ワークの上着は、2年とも支出が落ちる8〜9月のうちに選んでおくと、着たい10〜11月に間に合います。
| 時期 | ワークで選びたいもの | この記事のブランド |
|---|---|---|
| 8〜10月 | カバーオール、チョアコート、ワークシャツ | UNIVERSAL OVERALL・TCB jeans・FILSON |
| 11〜2月 | ダックのジャケット、ワークブーツ | Carhartt WIP・RED WING・Danner |
| 3〜5月 | ペインターパンツ、シャンブレーシャツ、フレンチワーク | Stan Ray・orSlow・Le Laboureur |
| 6〜8月 | ワークパンツ、半袖のワークシャツ | Dickies・Red Kap・GAP |
冬の上着を本格的にそろえるなら、高級ダウンのブランドや30代のアウターのブランドもあわせてどうぞ。
出典:総務省統計局「家計調査報告 2025年平均」。時期の表は編集部の提案です。
【どこで買う】送料無料の金額と返品の比較

ワークブランドを通販で買うときは、送料無料になる金額と、返品の条件を先に見ておくと安心です。公式通販の条件をくらべました。
送料無料の金額は1万円〜1万5,000円の店が中心です。パンツ1本では届かない店もあるので、パンツとシャツ、パンツ2本のようにまとめると送料がかかりません。
返品は、30日のGAPから、お客様都合の返品を受けないベンデイビスやユニバーサルオーバーオールまで幅があります。はじめてのブランドは、店で試着してから通販で買い足すのが安全です。
【よくある質問】ワークブランドのQ&A
ワークブランドとは?
作業着として生まれた服のブランドです。辞書(デジタル大辞泉)は「ワークウエア」を「作業服。また作業服の機能的・実用的な感覚を取り入れたカジュアルウエアのこと。」と説明しています。この記事では、街で着るワークブランドを29紹介しました。
アメリカの三大ワークブランドは?
ディッキーズ、カーハート、ベンデイビスの3つを「三大ワークブランド」と呼ぶ古着店があります。3つとも日本の公式通販で買えます(カーハートは日本ではWIPのライン)。
日本のワークブランドは?
この記事では、ウエス、ウエアハウス、オアスロウ、TCB jeans、ポストオーバーオールズ(創業はニューヨーク)を紹介しました。手ごろに始めるならワークマンもあります。
カーハートとカーハート WIPの違いは?
カーハートは1889年デトロイト創業のアメリカのブランドで、WIP(ワーク イン プログレス)は1989年に始まったヨーロッパ・アジア向けのラインです。日本の公式通販で買えるのはWIPです。
ワークパンツのサイズは大きめを選ぶ?
ブランドによります。ディッキーズ874は米国公式のサイズ表で、表記34の推奨ウエストが32〜33インチです。米国のカーハートのサイズガイド(Carhartt Reworked)は、サイズの間に入ったら大きい方を選ぶよう案内しています。
ワーク系は何歳まで着られる?
年齢の決まりはありません。30代以降は、ワークの服を上着だけにしてスラックスと合わせるなど、1点だけ取り入れると大人っぽくまとまります。年代ごとのブランドは20代・30代・40代・50代・60代のまとめもどうぞ。
ワークブーツは雨の日に履ける?
防水をうたうブーツなら向いています。ティンバーランドの6インチは公式が「完全防水レザーブーツ」と説明し、ダナーライトはゴアテックスを使っています。レッド・ウィングの公式は、濡れたら乾いた布で水分を拭き取り、ドライヤーなどで急に乾かさないよう案内しています。
ワークブランドで安いのは?
この記事の中では、ワークマンの作業服のパンツ(1,900円から)、ディッキーズ874(7,700円)、GAPのカーキパンツ(7,990円)が手ごろです。
【まとめ】まずは現場の分かるパンツ1本から
ワークブランドは、鉄道、農作業、塗装、伐採など、どの現場の服だったかで性格が分かれます。29ブランドの中から選ぶときは、次の順番で考えると迷いません。
ディッキーズ874(7,700円)か、UOのペインター(14,080円)。手持ちの服に合わせやすい
UOのカバーオール(14,300円)か、カーハート WIPのデトロイト(40,700円)。パンツと色の濃さを変える
防水ならティンバーランド(30,800円)、長く履くならレッド・ウィング(6-inch Classic Round 8165で55,880円)
ウエスやウエアハウスで、生地のオンスや縫い方まで選ぶ
ワークの服は、作業着として丈夫に作られているぶん、長く着るほど自分の体と生活になじんでいきます。
最初の1点を決めたら、色をしぼって、ワークを1点だけ取り入れるところから始めてみてください。
アメカジ全体の中でワークを位置づけたいときはアメカジブランドおすすめメンズ30選も参考にしてください。
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Buona MAGAZINE 編集部

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